SOUNDTRACK REVIEW
THUNDERBIRDS
サンダーバード

DIRECTED BY JONATHAN FRAKES/BILL PAXTON,BEN KINGSLEY

MUSIC COMPOSED BY HANS ZIMMER
HOLLYWOOD/B0003219-02
2004/ 7

　イギリスＩＴＣのスーパーマリオネーション特撮ドラマが実写になってしまった。トレイシー兄弟の末弟アランが国際救助隊にいまだ参加していない状態で、危機に陥った父や兄弟たち隊員を救うというのがメイン。お馴染みのマシンもオリジナルのイメージを残しつつ、今風に変更されているのが容認できるかどうか。映画はティーンエイジャー向けにジュブナイルをイメージして製作されているようだ。音楽は当初ゴールデンタールが予定されていたが、ジマーに変更された。ＴＶシリーズのテーマは最初と最後ににアレンジバージョンが収録されているだけで、スコアには反映されていない。その１曲目のアレンジを聴いた段階でジマーのスタンスもジュブナイル的だなと了解。これまでになくシンセの電子音（ピコピコ音）が目立つポップなアレンジ。オールドファンは怒るのではないか。スコアにも静かなスコア以外のほとんどに電子音的なシンセが入っている。勢いのあるメインテーマ、暗く重いフッドのテーマ、優雅なペネロープのテーマと、作品としてはバラバラな印象はあるが、そこも含めて『スパイキッズ』を思い浮かべてしまった。アディショナルのクレジットはないが、『スチームボーイ』のような部分も多く、ジャブロンスキー辺りが仕上げ作業をしたような気もする。全体的に妙に若くて元気なのもそう思える一因。ラストにBUSTEDによるメインテーマアレンジ＋ヴォーカルが収録されている。日本語吹き替え版ではこれがＶ６に差し替えられるんだろう。
　なお、謝辞の部分に公式に初めてMEDIA VENTURESではなくREMOTE CONTROLの名前が出ている。
燃え度：＋
燃えコメント：ノリは軽いがそれなりに。

■５：気合い入ってるな
大好き
■４：まあ頑張った
映画を観た後なら許せます。
■３：いつもの感じ
１０曲目の「JUNIOR MISSION」は良い
■２：いつもより弱い
結局、バリー・グレイの主題曲ばっかり聞いてる私って…
彼にこういう系統の音楽は期待していない
ジマーも少々お疲れ気味か。
部分的に「おおっ！？」と思う時もあるのだけれども、それが続かないので。HZ節はほとんど聞かれないですしね。
軽すぎだね
■１：手抜き
カタルシスがタイトルロールのオリジナルのアレンジに少しあるだけじゃないの。それ以外の印象残らない。
サイテー音楽
映画ともどもTV版のハラハラドキドキ感が無いのよね
サイテー映画
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