SOUNDTRACK REVIEW

スチームボーイ

DIRECTED BY 大友克弘/鈴木杏,小西真奈美

MUSIC COMPOSED BY STEVE JABLONSKY
ビクター・エンタテインメント/VICL-61445
2004/ 7

『AKIRA』以来実に16年ぶりの長編アニメの原作・脚本・監督を務める大友克洋の新作アニメがようやく完成した。しかも、音響と音楽はMVのスタッフである。19世紀半ばのイギリスが舞台と言うことで、やりがいもあったろう。音楽のスティーヴ・ジャブロンスキーはこれまでジマーのサポートや追加音楽(『スピリット』などは実質ジャブロンスキー作品といっても過言ではないようだ)をしてきた日系人だが、これが単独初作品。もっとも、長丁場だったために合間にやった『テキサス・チェーンソー』が先に完成してしまったが。シンセによるデモ(予告編の音楽はそのシンセデモ)をじっくり作り込んで、監督との意思疎通をした上で、オケ+シンセという典型的なMVスタイルで完成させた(オケの比重の方が高いのが特徴)。まず、主人公レイを表すメインテーマがいい。『ロケッティア』のような高揚感と飛翔感があり、冒険物語に必要な子供っぽいワクワク感がある。そう、こういう映画には必須なものだ。他のテーマもそれぞれ印象的で非常にくっきりしている。かといって鳴らしてばかりではなく、引くべきところでは音を抑えており好印象。また、大友がパーカッションに興味があるということで、かなりパーカッションには力が入っている。全体的に見て、ここ数年のMV担当作品の中でも上位に入る力作である。指揮はブレイク・ニーリー。録音はニューマン・スコアリング・ステージ。恐らく日本映画で今のところ最も贅沢な環境だろう。なお、初回版は特殊ケース仕様。ライナーの音楽監督・百瀬慶一(『リターナー』など)による解説はサントラファンなら一読の価値あり。
燃え度
燃えコメント:高揚感のあるメインテーマに燃え。MVファンは買い!

■5:最高っ!
エンディングのスタッフロールが良い。
おもろい
凄く良い!ジャブロンスキーはジマーを越える!
ジョン・パウエルやハリー・グレッグソン・ウィリアムズに続く才能!主題の活かし方のうまさやさじ加減の絶妙さはもはやジマーレベル!!
これは良かった。燃えるサントラ、久々に満喫。
subarasii
燃え尽きた・・・
■4:予想以上
子供をダシにして映画館へ行って、とにかく驚きました。高揚感といい、疾走感といい、映像との一体感がすばらしく、MV系サントラを見直しました。
優しい感じがイイ。劇中メインテーマがもうちょっと鳴ってくれたらとも。サントラ第2弾、ホントに出るの?
本編観ましたが、音楽はもとても良かったです。MV系にありがちな鳴らしすぎもなく、
■3:そこそこの仕事
14,17トラックに代表されるメロディをもっと全体的に使って盛り上げて欲しかった。。。
いいけどちょっと期待しすぎたかな。
■2:こんなもん?
スチーム城の場面ながすぎ
■1:期待はずれ
何だかな〜。圧倒的な映像技術によるバルブとスチーム。それだけ。
大友の理想は本当にあれか
noneおいじj

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