SOUNDTRACK REVIEW
THE FILM MUSIC OF JERRY GOLDSMITH
MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY
JERRY GOLDSMITH
TELARC/SACD-60433
２０００年１月、ゴールドスミスが自作をコンサート用に編曲した作品集を録音した。オケはロンドン・シンフォニー。録音エンジニアはブルース・ボトニック。編集はスカイウォーカー・スタジオ。さすがにオケの演奏は素晴らしく、録音も申し分ない。ゆったりめの指揮はコンサートと同じである。収録曲は以下の通り。
『スター・トレック』
映画音楽主題曲メドレー
『砲艦サンパブロ』『チャイナタウン』『エアフォース・ワン』
『いつか見た青い空』『ポルターガイスト』『パピヨン』
『氷の微笑』『風とライオン』
『ロシア・ハウス』
『ブラジルから来た少年』
『愛がこわれるとき』
ＴＶ映画テーマメドレー
『0011ナポレオン・ソロ』『ドクター・キルディア』『黒人教師ディックス』
『スター・トレック・ヴォイジャー』『わが家は１１人』『名探偵ジョーンズ』
『ルディ／涙のウィニング・ラン』
『トワイライト・ゾーン／超次元の体験』
『フォーエヴァー・ヤング』から愛のテーマ
将軍たち
『マッカーサー』『パットン大戦車軍団』
以前出ていた
フィルハーモニア・オケとのコンサート曲集
とは一部に重複もあるが、１３年間で変化した部分もある。映画音楽主題曲メドレーは１９９９年以来『氷の微笑』と『エアフォース・ワン』が、ＴＶ映画メドレーには『スター・トレック・ヴォイジャー』が追加されている。将軍組曲は同じ構成。それ以外の曲はすべて入れ替えられており、ここ数年のコンサートで実際に演奏されていた曲ばかりである。これに
"FRONTIERS"
をあわせると、来日コンサートがほぼ再現出来る（『スーパーガール』と『ファイヤ・ワークス』がないのが痛いが）。『ルディ』は２度目の来日公演で演奏されたものと同じ、導入部にファンファーレが加わったもの。出来れば、新しい組曲形式であればよかったのだが。
内容はPHILIPSのSACDプレーヤーのデモ用として購入者に配布されていたものと同じだが、デモとは違い、SACDとCD両対応のデュアル・レイヤー仕様になっている。SACDは5.1chのサラウンドも収録されている。しかし、ジャケットはかつてのDECCA盤とタイマンを張る貧相さ。なお、通常ＣＤも発売になっている（日本では通常ＣＤのみの発売）。
ああ、SACDプレーヤーで聴きたい〜！
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