1997年11月の日記です。


1997年11月27日(木)  TOP

 明日からL.A.行ってきます。次の更新は月が変わって5日か6日の予定。それではそれまでご機嫌よう!
 ところで、今日書店に行った私は目を疑ってしまった。『クリスタルドラゴン』(秋田書店・ボニータ)の15巻が出てる……。14巻が出たのは何年前だ? 5年? 7年? いや、もっとか。もはやストーリーは忘却の彼方である。表紙イラストはどうやらコンピュータ彩色のようだが、その間そんな事を勉強していたのね。


1997年11月26日(水)  TOP

 『イベント・ホライゾン』を観る。あー、なんだー、つまり宇宙の『ヘルレイザー』なんだなー。いや、主役も一緒だし、宇宙の『マウス・オブ・マッドネス』なんだなー。でも、出来は落ちるんだなー。特撮は見応えがあったけど。怖いよりも、脅かしばかりで、怖さの演出がもう一歩だった。それに主役が段々とトラウマが原因で向こう側に囚われていく様子が描かれていないので、説得力がない。お化け屋敷映画としてはいいが、怖くはないのが最大の欠点。


1997年11月25日(火)  TOP

 明々後日からL.A.に行くので、その間知り合いにティカちゃん(お忘れかもしれないが、ハムスターです)を預かってもらう。今日、当人がティカちゃんを引き取りに来る。で、最近よく聞く言葉を耳にする。「結婚する」だそうだ。この野郎。今年に入って8回くらいその手の話を聞いたぞ、俺は。これで笹本氏も焦る事だろう。私は……いや、まあ、焦ってもしょうがないでしょ?


1997年11月24日(月)  TOP

 高校の同級・清川氏と新宿で飲む。その前にパソコンを買うというのでつき合って、教えを授ける。あまり役には立たなかったが。色々と話をする。再来週に彼の家で鍋をするという事になった。それまでに原稿と旅行を無事終えなければいけない。


1997年11月23日(日)  TOP

 世間では3連休というものがあるらしい。私はとろとろと仕事をする。合間にゲーム(あくまでも合間だぞ)。PSの『アザーライフ・アザードリーム』というのを少し前から始めた。最初はトルネコだと思っていたが、加えてときメモでシムタウンでメガテンらしい。ダンジョンでためた金で街の施設を整え、女の子をくどき、魔物を捕まえて合体強化して、またダンジョンに入るのである。欲張りだが、何とかそれぞれが上手くまとまっているのであきない。イベントもちょこちょことあるし。画面も綺麗でよし。しかし、このキャラデザが結城信輝(『天空のエスカフローネ』)だとは思わなかったぞ。


1997年11月22日(土)  TOP

 仕事の合間に年賀状のデザインをしようと、ILLUSTRAT0Rを起動する。5.5から7.0にヴァージョンアップしてからガラッと変わってしまって訳がわからなくなっていたが、ようやく操作が理解できた。気がつくと、2時間。さらにマスクやら文字やらをいじり始めたらさらに2時間。こり始めたらキリがないので、適当にお茶を濁す。後は来月回しだ。モニターをにらんでいたら目がしょぼしょぼしてきたので寝る(^_^;) おい、仕事はどうした?


1997年11月21日(金)  TOP

 あさりよしとお『ワッハマン』(パーティKC)9巻。濃いギャグが秀逸なシリーズなんだが、このところストーリーがマジにおもしろくなってきた。おまけに、ギャグはさらに磨きが掛かっている。『宇宙家族カールビンソン』も凄いが、輪を掛けて凄い。しかし、どうやってこんなネームを上げているんだろうか。とても私には思いつかない。そういえば、最近お会いしていないが、やっぱりまだヒゲ生やしているのだろうか……。と思ったら著者近影に大爆笑。個人的に必見必読。
 『YU-NO』1巻著者校&打ち合わせ終了。やっと解放された。まだ3巻あるんだけど。


1997年11月20日(木)  TOP

 今週は仕事をせにゃならんはずが、立て続けに外出の予定がある。お陰で日記の更新も怠ってしまった。今日は『YU-NO』の著者校を済ませて、明日はそれで打ち合わせ。『マスモン』の原稿を一旦中断したので、再開するのにまた時間が掛かってしまいそうだ。やはり一度に複数の原稿をやるのは切り替えが難しい。ああ、でも7月頃までそんな状況が続くような気がする……。精神的にもつんだろうか? ちと不安。


1997年11月16日(日)  TOP

 午後はとろとろと仕事をして、夜はNHKのアンコールワットを扱った番組の後、WCイランvs.日本を見てしまう。お陰で3時間仕事が中断される。あれだけ緊張感のある試合をされると目が離せないではないか。心臓に悪い試合だった(^_^;) これで胸を張って韓国と共同開催ができる。ところで、勝った瞬間の選手の表情や動作を見るのが好きなのだが、中田だけはいつもと変わらないのが印象的だった。一番激しい表情をしていたのが呂比須だったのもおもしろかった。


1997年11月15日(土)  TOP

 だらだらと仕事をした後、夕方からHP仲間のwonderさんと渋谷で酒を飲む。待ち合わせはすみや前……(^_^;) しゃべるしゃべるサントラと音楽の話を4時間近く。今度会う時は要らないサントラを売りましょうと言われて歓ぶ。単純な私である。


1997年11月14日(金)  TOP

 トップページにあったプレゼントの応募を締め切る。Aに4名様、Bに5名様の応募があった。Cがなかったのは仕方がないか(^_^;) で、色々考えたんだが、面倒なので全員にプレゼントする事にした。10人以上いるとさすがに無理なのだが、4、5人なら何とかなろう。でも、ちょっと差をつけないといけないので、Aの著作は2名は予定どおり2月発売予定の《はみバス2》で、後の2名は来月発売の『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』、また、Bのカセットは3名だけメタルテープ、残り2名はハイポジとさせていただきます。応募された方々には後ほどMAILさせていただきます。
 そう言えば《はみバス》で思い出した。書店に掲示してある今月の版案内で《はみバス2》が載っているのを見た。悲しい。デヴュー3、4作目でこんな事があったが、それ以来の悲しみである。


1997年11月13日(木)  TOP

 昼頃、新宿に出てヨドバシで『ウルティマ・オンライン』を発見。買う。してる暇はない。帰ってきたら、夕方に坂口氏から電話。『スターウォーズコンサート』と『シンシナティポップス』のチケットを買い取ってもらうので、その件。コンサートの日には私は日本にいないのだ(;_;) また新宿まで出て居酒屋で飲む。なぜか目の前の席に元フランス外人部隊の毛利元貞氏を発見。一緒におられたライター氏と編集氏と名刺の交換会が始まる。先週お会いしたばかりだというのに、こんなところで再会するとはおかしなものだ。さらに河岸を移して飲む。それでも終わらずにカラオケに雪崩れ込む。終わったのは日が変わって4時であった。あ、今日は原稿1枚も書かずに終わってしまった。声は出ないし(^_^;) リフレッシュはできたぞ。


1997年11月12日(水)  TOP

 久しぶりに電話ラッシュ。いつも掛かってくるだけだが、こっちからかけたのが3本。話をしている内に長くなって仕事がほったらかし状態。人と会う事の少ない仕事だからなぁ。ちと外に出ねばならないと思うこの頃。でも、月末までに少なくともプロット上げて、120枚は書かねば旅に出られない。どうせ仕事も一緒に持っていくんだけどさ。


1997年11月10日(月)  TOP

 どこで何がどうなったのか知らないが、私が結婚したという噂が一部で流れたらしく、笹本祐一氏から電話があった。んな訳ないでしょというと「それを聞いて安心した」と複雑な返事。なんか今年は結婚ラッシュで仙台の知り合いの女性もいつの間にか3人結婚してしまっていた。その内ひとりは笹本氏の友人と一緒になって東京に移り住んだとか。別に焦る訳でもないが……ないんだけど……なぁ? この気持ち、わかる?
 今日は他にも幾つか電話があった。警察の聞き込みもあった。2週間前に近所で爆弾事件があったのだ。夜中の2時半。結構大きな音だったのでおかしいとは思ったのだが。別に情報を持っている訳でもないので刑事さんと話して終わり。おもしろい経験ではあった。


1997年11月9日(日)  TOP

 昼にはホリフィールドvs.モーラーの試合を見て、夜にはK1グランプリ決勝戦を見る。ホリフィールドは強かった。あれなら誰も文句を言うまい。K1は試合が進むにつれて試合内容が悪く(というかすかっとしない)なっていったような気がした。関節技なしで1発で決めるのが売りの打撃系格闘技なんだから、すぱっと決めて欲しい。とはいえ、佐竹のように無謀に突っ込んでいってカウンター食らってKOってのはいただけないけど。


1997年11月8日(土)  TOP

 PS『ムーン』を終わらせる。変なゲーム。ゲームなんぞしてないで外で遊べっちゅうおかしな結論であった。自分を否定してどうするんだ?
 


1997年11月7日(金)  TOP

 秋川渓谷でバーベキュー。面子は秋月達郎、飯野文彦、霜島ケイ、高瀬美恵、樋口明雄、毛利元貞、吉岡平(50音順・敬称略)などなど。朝11時半から15時までバーベキューの後、つるつる温泉にてだれる。さらに立川に移ってさらに酒を飲む。丸12時間以上の宴会であった。しかし、今日締め切りのはずの秋月さんは……(^_^;) 他にも今月締め切りの方がいらっしゃったような……。


1997年11月6日(木)  TOP

 PSの『ブラッディ・ロア』と『グランストリーム伝紀』を買う。暇がない癖に(^_^;) 『ブラッディ・ロア』は久方ぶりに買う対戦格闘物。『ソウルエッジ』以来格闘物は買っていなかったのだ。対戦途中で獣人に変身できるのがポイント。出来はまあまあ。キャラと変身後のデザイン、オープニングムービーの演出がダサダサ。あれだけビジュアルとしておもしろい設定があるのに、それを生かしていない。もったいないぞ。『グランストリーム伝紀』はいつかはどこかが出すだろうと思っていた、戦闘シーンが対戦格闘物になっているRPG。しかし、予想通り、対戦部分がへぼい。やっぱりどっちつかずになるのね。ほとんど『トバル2』のクエストモードみたいな感じ。でも、技は少ないし、動きも硬い。RPG部分は2時間しか(しか?)やってないのでコメントはひかえる。しかし、真上から見下ろした視点ってのはどうも感心できない。ずっと主人公の頭の天辺見て操作するんですぜ。パッと見でどっちが前かわからない時もあるし。もう一工夫欲しい。
 仕事はと言うと、『マスモン』をようやく1/3書いた。再開してから20枚というところ。エンジンがかかるのはもう少し後だろう。


1997年11月5日(水)  TOP

 映画の日という事で、水野氏と『陰謀のセオリー』を観る。1000円だから許すというような出来。はっきり言って長すぎる。この内容で2時間15分は編集に才能がないのか、このキャストならこれでも客が入るとふんだ映画会社のせいか、監督がバカなのかどれかだろう。トンデモなネタももっと上手く入れてくれればもっとおもしろくなったろうに。と学会の本を読みなさい、脚本家は(^_^;)


1997年11月4日(火)  TOP

 とりあえず『ユーノ』が一旦終わったので、2日間ゲームの基本設定を考えてMAILで送る。久しぶりに設定を考えてからの仕事。ノヴェライズの場合は大体決まってるし、決まっていない部分はその都度考えるので、あらかじめ何かを考えておく必要はないのだ。昨日からは中断していた『マスター・オブ・モンスターズ』を再開。来月半ばには上げたいものだ。終わったらすぐに『ユーノ』の2巻だし(^_^;) ああ、その前に《はみバス》3巻のシノプシスを上げねばならなかったのだ。なんか、忙しい年末じゃないか。こんなんでL.A.行けるのか?


1997年11月1日(土)  TOP

 久しぶりに買った本をすぐに読んだ。『ジャンパー―飛ぶ少年―』(早川SF文庫)は懐かしいジュブナイルらしいSF。テレポーテイションちゅう使い古されたアイディアを上手く料理している。その点、解説でも山岸さんが書いておられる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を思わせる部分がある。ハインラインのジュブナイルの現代版という感じもする。上下巻あわせて600ページ程度という量も一気に読める秀作。
 夜はスニーカーの元担当氏と飲む。色々と話をする。いや、色々とあるようだ、世の中ってのは。またひとつ悟ってしまった私であった。と考えていたら、もう11月ではないか。困った(^_^;)