1997年10月の日記です。


1997年10月30日(木)  TOP

 小説アスカ誌の『マスター・オブ・モンスターズ』が著者校・校閲完了。来月20日発売号に85枚掲載。で、残りは本になってから(^_^;) 来月中に残り250枚を書かねばならない。KSSの『ユーノ』はメーカーチェックを残すだけになった。なんか、ここまで来るのに長くかかったような気がする……。残り3巻はこうならない事を祈る。


1997年10月29日(水)  TOP

 『無限の住人』(アフタヌーンKC)7冊をまとめ買いして一気読み。以前――2巻が出た頃、知り合いの漫画描き予備軍に薦められたのだが、気がついたら7巻まで行っていた。しかも、かなり重版しているではないか。ちょうど全巻揃っていたので買ってきた次第。取っつきの悪い絵柄だが、パワーはある。刀剣マニアにはたまらん。おかしな必殺技が出ないところも○。シリアスだと思っていたら、いきなり肩すかしを食らったようなギャグが出るのがおかしい(^_^;) 《ヴェルナディック・サーガ》みたいな話を書いていた私にはたまらない物語である。


1997年10月28日(火)  TOP

 懸案になっていたゲームの設定を考え始める。初っ端からつまづく(^_^;) 方向性が定まらん。案は出たが、これでいけるかどうかは不明。もう少し考えてから打ち合わせをしようと思う。《はみバス》3巻のシノプシスも出だしの部分で詰まる。毎回パワーアップするってのも3回が限度かな。ちょうど3巻で一区切りなんでちょうどいいか。しかし、このまま行くと3巻は凄いラストになるなぁ。ますますファンタジーじゃねぇや(^_^;)


1997年10月26日(日)  TOP

 ようやくファイル消失禍のあおりを食った原稿がアップする。長かった……。こんなに長くかかった原稿はなかった。しかも、原稿枚数はかなり少ない。なんか疲れただけだな。しかし、まだ編集&メーカーチェックがあるし、何より後3巻もあるのである。まだまだ疲れそう。他の仕事もあるしね。


1997年10月25日(土)  TOP

 《はみバス》1巻の増刷のお知らせが来る。これで第4版だ。これで来月2巻目が出てくれりゃ絶好のタイミングだったのに。いや、多分それを考えての増刷のはずだ。
 夕方、RINGSの試合に行く。高瀬美恵氏と水野氏という変な面子になった。堺氏が来るはずだったのが、小野不由美氏のラジオドラマ収録の立ち会いで行けなくなったのである。さて、試合の方はトーナメント1回戦という事で全8試合。結構いい試合が多かった。前田日明が自分の試合に勝った後、マイクをつかんで「高田vsヒクソン戦の後、ヒクソン・グレイシーと向こうのルールでRINGSマットでの試合を交渉中」と叫んだ。観客燃える燃える。私も見てみたいぞ。高田よりは良い試合になるだろう。終了後、飯を食う。気がついたら時間がかなり遅い。私は初めて山手線の終電に乗って帰宅。水野氏は大丈夫だったろうか?


1997年10月21日(火)  TOP

 『ボルケーノ』を観る。「おっさん、もう死んどるがな」と突っ込みながらも、映像のパワーに感心する。CGによる特撮は夜間は真に迫っているのだが、やはり昼間になると粗が見えてしまうのが悲しい。人物描写もさらっと流しつつ、最低限の部分は押さえ、最後には大災害も人間の知恵と勇気でなんとかしてしまう。ああ、アメリカン! 『ID4』が好きな方にはお薦め。
 さらに『フィフス・エレメント』も観る。なんか予告を観てシリアスな映画だと思っていた人が多いようだが、そんな訳はない。地水火風の四大+α、絶対の悪なんてファンタジーそのまんま。何も考えずに観てればよろしい。もう、デザイナー(ゴルチエ、メビウス、特撮)の主張だけで成り立っているような映画だ。ごった煮もここまで豪華だと笑うしかない(^_^;)


1997年10月19日(日)  TOP

 ファイル消失事件がなければ今日中に完璧に原稿アップの予定だったのだが、幸いというべきか第1稿はアップできた。予定よりもかなり少ないのは、急いだせいだ。これから怒濤の修正をかけて、細部の描写にテコ入れしなければいけない。まあ5日遅れくらいで仕上がるだろう。はあ、疲れたわ、ホンマ。
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1997年10月17日(金)  TOP

 なぜか朝10時に起床。夕方まで間があるので原稿を書く。その後、新宿まで出て携帯を新しいのに替える。前のが電池がバカになって、しかも電池がどこにもないので買い換えたのである。今度のはさらに小さい。PHS並みだ。進歩した事よなぁ。
 夜、予定通り酒を飲む。女性3人と男ふたりである。2件目はあちこちいった挙げ句、なぜか昨夜と同じ店になってしまった。酒の種類は多いので霜島ケイ氏は満足していた。ここで教えられた事。世の中には私より不幸な人がいる(;_;) ああ、なんて不幸なんだ。俺は己の幸せさをしみじみと感じつつ家路についたことよ。


1997年10月16日(木)  TOP

 高校時代の友人が仕事で上京。清川氏と共に新宿で飲む。10年ぶりの再会という事になるのだが、全く変わっとらんのが嬉しかった。お互い独身だが。清川氏は……ふんだ(^_^;) 飲んで食って結構な時間になった。
 帰って来たら留守電に明日の飲み会のお誘いが(^_^;) それでいいのか? いいんだよ、これで。


1997年10月15日(水)  TOP

 あー、JUDAS PRIESTのニューアルバムが出たんだけど……なんなんだ、これ?(;_;)?
 噂の伝播速度についておもしろい体験をした。7月に京大ミステリ研の某K氏の話を某A氏にしたら本日K氏から電話があった。4人の人からその噂について話をされたという。恐るべし京ミス(^_^;) 噂を流しておいて何を言う>ワシ それにしても尾ひれが付いていなかったかどうか、それが知りたいな。


1997年10月14日(火)  TOP

 ようやく『コンタクト』を観る。素晴らしい。おかしな日本の描写を除けば傑作である(しかし、ポッドに乗り込む前の緊張感が高まってきた瞬間に怪しい日本人がお辞儀して、思わず失笑が漏れてしまったぞ。テンションを戻すのに苦労したわ)。宗教のからみは欧米人でない私には感覚的に理解できないところがあるが、科学と宗教の対立ではなく、最後には両立という描写は良かった。でも、世界中の95%が何らかの神を信じているというのはウソだ。日本人の何%が神を信じている? 中国人の多くは仏教徒だが、仏教って神に許しを得るとかそんな宗教じゃないぞ。それはさておき、映画はひとりの科学者の半生を描いたドキュメンタリーとして観るのが正解だろう。2時間半の上映時間が長いと感じられなかった、中身のある映画だ。ジョディ・フォスターの演技には脱帽。「美しい……」のセリフで一瞬少女時代の顔に変わるなど、細かい演出にも拍手。ラストの"FOR CARL"の献辞にも涙。ところで、問題のクリントンのシーンは火星からの隕石に微生物の痕跡があったとする発表に大しての声明をCGで合成したものだ。確かに中身を編集してはいないが、本来の発言とは違う文脈で使われた訳で、抗議もしかたがないだろう。でも、合成ははっきりと境目がわかったぞ。『フィフス・エレメント』にも行こうかと思ったが、今の幸せな感じを爆破してしまいそうな気がしたのでヤメ。


1997年10月13日(月)  TOP

 医者に行く。腹の具合はかなりマシになったのだが、念のため。ちょっとした検査をして結果が出るのは来週である。大した事なけりゃいいけど。しかし、保険証もらって初めて歯医者以外の医者に行ったぞ。つー事は9年ぶりという事だ。
 医者に行ったついでに久しぶりにバッティングセンターで100球。いい汗をかく。
 ニュースステーションで高田vsヒクソンの試合を見せてくれた。ダメだよ、高田! あれじゃ腕を取ってくれといわんばかり。意識がマウントポジションにいって、他の部分に油断があったのだろう。もう一度踏ん張って欲しい。


1997年10月11日(土)  TOP

 ううむ、高田は負けてしまったようだ。しかも、あろうことか4分台での腕ひしぎ逆十字。ヒクソン・グレイシーあなどりがたし。馬乗り&顔面パンチ→裸締めだけじゃないグレイシーを見せつける結果になってしまった。まだ試合映像は見ていないが、高田は完敗だ。


1997年10月09日(木)  TOP

 《はみバス》2巻は2月発売になった。何も言うまい。何も……。私は5月末に第1稿を出したぞ。で、まあ、お詫びに菓子折をもらった。3巻は5月6月に出しましょうねと念を押す。しかし、これではプレゼントができないではないか。困った。以前の作品か、それとも12月に出る(これも予定)18禁か。困るな、これは。
 しかし、まあ、何だ。考えてみるとこれで今年は2冊の本と短編を幾つかしか世に出せなかった事になるワケだ。「それで暮らせるのか、作家って」なんて夢考えてはいけない。昨年の財産を食いつぶして生きながらえているだけなんだから。来年は反動でドッと出るぞ(そう祈っている)。
 そういえば明後日は高田vsヒクソン・グレイシーなんだな。なぜこの試合を中継しないのだ? もったいない。それにしてもロイヤルリングサイド10万円ってのは……タイトルマッチじゃないんだけどなぁ。なんにしても、高田がんばれ! 誰かヒクソンを、グレイシーを倒してくれい!!

 ゥウオォォォォォォォォ〜〜〜〜〜!!!!!  TOP

 すいません、ちょっと咆吼したくなっただけです……(TヘT)
 深夜、霜島ケイ氏に電話して憂さを晴らす。笑うのが一番である。


1997年10月08日(水)  TOP

 何とか体調をだましだまししながら原稿の復旧を終える。これで半分だ。後半分は明日からかかる事にする。うう、疲れた……。
 珍しい事に今日は今関係しているすべての編集氏から電話があった。忙しい話だ。なんかあまり良い話がなかったような気もするけど(^_^;) 富士見の《はみバス》については明日お詫びの会見という事態になった。どんな事態か想像できるでしょ? 詳細は明日の日記にて。あーあ。


1997年10月07日(火)  TOP

 昨夜からいきなり高熱を発して寝込む。身に覚えがないが、風邪らしい。腹に来たのでトイレにこもる(^_^;) なんとか夕方には微熱程度に下がった。ううむ、何だったんだろうか? 何かこのところ運気に乱れがあるのか、アップダウンが激しいぞ。寝ている間に編集氏から電話が2本。締め切りと著者校について。だるい体にむち打って電話に出る。
 久しぶりにHPのカウンターを見たら10000アクセス突破していた。まあ、自分の分もカウントされてるから、本当の10000にはもう少しというところだ。謝恩プレゼント企画を考えておこう。


1997年10月06日(月)  TOP

 冷蔵庫が来る。いつもより多く入るので喜んだ私はさっそく中に入れる物を買いに行く。冷凍庫も大きいし、野菜室もあるし、1升瓶ももらってしまった4合瓶も余裕で入るし、ちょっと幸せ。でも、原稿は入っていない(^_^;) ちなみに今入っているのは雪漫々1升瓶、湖東富貴純米原酒と貴醸酒各4合瓶、缶ビール6本。他に4合瓶が3本あるんだが……。酒ばっかりだな(^_^;)


1997年10月05日(日)  TOP

 昼過ぎまで原稿を復旧し、夕方からライヴに行く。その前に行きつけの店でシャツを何枚か買う。店長にジュースをもらってしゃべる。さて、ライヴは今、最もお気に入りのバンドROYAL HUNTである。最新作はコンセプトアルバムだったのでどうするのかと思っていたら、前半はMCもなく、アルバムと同じように進んでいった。しかもパワーアップしている。さすがだ。後半は以前の曲を何曲かとソロ。前半MCがなかった分、これでもかと観客と掛け合いを求めるヴォーカルのD.C.クーパー。相変わらず振りが妖しい(^_^;) もう、演奏は完璧でステージング、照明、舞台装置ともすべてに満点をあげよう。前回よりもさらにいい。完璧主義者がやるとライヴもこうなるのね。素晴らしい。
 帰ってからまた原稿。後2日ほどで復旧は終了。ようやく前に進めるはず。


1997年10月04日(土)  TOP

 INTERNET EXPLORER4.0をダウンロードする。新し物好きだなぁ(^_^;) ガラッと変わっていたのでちとビックリ。不評のINTERNET MAILはなくなり、OUTLOOKに統一されていたが、こっちの評判はどうなんだろう。ブラウザは全体に親切になったと思う。ボタン類も他のMSアプリと同じようになったし。NETSCAPEがどうなったのか見てみたいんだが、金がないわい(^_^;)


1997年10月03日(金)  TOP

 霜島ケイ氏と共に銀座の日本酒センターに行く。8日まで滋賀県の地酒を特集してます。父方母方の実家も出てます。利き酒し放題なので興味のある方はどうぞ。10年古酒を買って抽選したら1等が当たってしまった。物は5000円分の酒と粗品。う、初めてだ。しかし、これがこの間のデータ消失事件の埋め合わせだとしたら、俺の原稿料は5000円相当しかないのか? ちと哀しい。その後、会場で会った叔母とその娘さんと喫茶、それから霜島氏と酒を飲む。ちょっと前にめるへんめーかー夫妻と行った店の支店だが、ここは良い店だ。酒も種類豊富だし、店員が酒に詳しいのがいい。さりげなく実家の酒を宣伝してしまったが(^_^;)


1997年10月02日(木)  TOP

 真っ白に燃え尽きてから3日……。何とか消失分の半分強を復旧した。後半分来週頭には何とかしたいものだ。
 新宿に出てヨドバシカメラに寄ったらQV-700が発売になっていたので買う。サイバーショットの電池があまりにも保たない(20分だぜ)ので、ついに買い換える気になったのである。《新着サントラ》の"THE EDGE"のジャケット写真からQV-700に切り替えた。ちょっとサイバーショットは広角すぎて接写でジャケットを写すと縁が丸くなってしまうのが気になっていた。これで改善されるだろう。QV-700は以前持っていたQV-10Aに比べると二周りほど大きいし、重くなったが、フラッシュはついたし、メモリーはカードになったし、まあいいか。デザインが少しスマートじゃなくなったのが残念。