1997年9月の日記です。


1997年9月29日(月)  TOP

 2日間部屋に引きこもっていたので外に出る。またも100球分バットを振る。どうやら120km/hは今の私には打てないという事が判明。110km/hならついていけるのだが、この差10km/hは恐ろしく大きいらしい。まあ、草野球で100km/h投げるピッチャーなんてそうそういないからいいけど。でも、野球もやれなくなって久しいけど(^_^;) それにしても感じるのは握力がなくなった事。昔はこれでも60kgくらいはあったのだが、100回バット振ったらペットボトルのキャップが握れなくなった(;_;) この分ではウチの親父に腕相撲で勝つのはますます無理だ。相手は還暦過ぎてテニス始めた化け物なのだ。
 PS『バイオハザードDC』を買ってしまう。前作はクリアしたものの、手元にないのと2の体験版がついているのと追加部分の受けがいいのと理由はみっつ。2の体験版は「ここで終わるか」と悔しくなったので、2は文句なしに買いだ。しかし、ゾンビがパワーアップしてるな、なかなかくたばらない。DCは……そんな事してる時間はないんだけど、ちょっとだけね(^_^;) などとやっていたのが悪かったのか、事故発生。書きかけの原稿110枚がバックアップファイルごと消失してしまった(TヘT) 物語の進行としては半分まで書いていたのだが……すべてが真っ白になってしまいました。私、燃え尽きました。水野氏に電話して色々と方策を試みてみたものの、すべてダメ。開き直った私はあちこち電話して愚痴と話題提供で発散しようとしたものの、なかなか相手が捕まらない。ふふっ、真っ白になるってこーゆーコトだったのね""\(^O^)/"" もうヤケになるしかないのであった。


1997年9月27日(土)  TOP

 昨日、つい買ってしまったPS『フロントミッション・セカンド』をちょっと見てみる。ちょっとのはずが最初の戦闘だけで1時間近くかかってしまった。何かヘン。戦闘シーンが長い。ショートカットできない。『FF7』もそうだが、延々と戦闘のポリゴンアニメを見せられるのはたまらない。しかも、それほど出来が良い訳ではない。最初の何回かは良いのだが、その内飽きる。ただ時間だけがかかってしまう。何か、「俺たちが苦労して作ったんだから、ショートカットなんぞしないで見ろ!」と製作者に言われているようで不快だ。上等のステーキでも何枚も食いたくないのと同じで、節度というものが必要だと思うぞ。後、オープニングの音楽があまりにも『T2』だったので情けなくなった。ゲーム中の音楽もオリジナリティが感じられない。まだクリアしてないから結論は出せないが、これで《ファミ通》誌で高得点が出たのは信じられないぞ。


1997年9月26日(金)  TOP

 槇夢民氏とようやく『もののけ姫』を観る。平日だというのに結構な観客数。さすがだ。賛否両論あるが、アニメでこれほど論議があったのはエヴァくらいだろう。それだけで意味はある。個人的に思うのはタイトルが間違っているという点。もののけ姫自体はキーパーソンではあるが、一方の立場を代表する登場人物でしかない。観客の本作に対する鑑賞前の誤解はタイトルにあるだろう。物語は基本的にナウシカのリメイクに近く、結論もさほど変わらないのが残念。もう一歩踏み込んで欲しかった。原作のナウシカとまでは言わないけど。後、アシタカとエボシ御前など主要人物があまりにも優等生すぎる。感情表現がこれまでの宮崎アニメと比べて、どこかぎこちない。この2点のせいで感情移入がしづらかったと思うが、これは個人的なものかもしれない。蛇足だが、少し前に観ていた親父は、木霊が水子みたいで気味悪かったとコメントしていた。
 観賞後、酒を飲む。色々と話をするがここでは言えない(^_^;) 帰宅後、某社より頭の痛くなる留守電が入っていた。ああ、今いつだと思ってるんだ?


1997年9月25日(木)  TOP

 8日のブランクをおいて書きかけの原稿に戻る。が、ノレない。最初の100枚が終わらない内に急ぎの修正2本に移ったから未だに作品世界に入り切れていないのだ。これは困った。そんなに余裕がある訳でもないのに、ここでのろのろと時間を食うのはマズい。まあ、もっと問題なのは未だにメーカーからOKが出ていないらしいという状況なんだけど(^_^;) 大丈夫なのか?


1997年9月24日(水)  TOP

 ひとつ仕事が終わったので気が抜けたのか、気が乗らないので外出。新宿経由で渋谷に出てサントラ巡り。その後、輸入LDショップに行き、とあるポスターに一目惚れして買ってしまう。最近、LD買うよりポスター買ってる方が多いな。で、ふと気がつくと『コンタクト』の上映時間を過ぎている。仕方がない。今日は諦めて帰る。
 ポスターというのは"LOST IN SPACE"である。原題では何だかわからないだろうが、何のコトはない『宇宙家族ロビンソン』の新作映画である。音楽はTVシリーズのジョン・ウィリアムズからジェリー・ゴールドスミスに変わった。ポスターによると来年4月3日アメリカ公開なので、来年夏日本公開になるのかな。来年は『ゴジラ』も夏だし、まだまだSF映画が続くぞ。


1997年9月23日(火)  TOP

 2日間、一歩も外に出ず、《はみバス》の修正をする。何とか終わった。体調は良くないなぁ。それにしても、これだけ長い間CRT見てると目がしょぼしょぼするわ。明日は『コンタクト』でも観に行こうかしらん。ああ、でも中断してた原稿も書かないといよいよ追い詰められそうだ……。


1997年9月21日(日)  TOP

 沖縄からいろもの物理学者氏が学会のため上京。吉祥寺にて迎撃OFF。久しぶりに会う人もいたのが嬉しい。2次会は怪しげな居酒屋で怪しげな物を食う。山椒魚とか蛙とか又旅とか……。まあ、仙台で食べたアリゲーターとかトドとかトラに比べりゃまともかも。深夜帰宅後、《はみバス》の修正を少しする。23日中に上げないと、次の仕事がせっぱ詰まってくるのだな。何か追い詰められつつあるような気もする私であった。


1997年9月19日(金)  TOP

 『ブレス・オブ・ファイア3』詰まったと思ったら単に確認し忘れていただけだった。再開してラスボスに出会ったのだが、あっけなく全滅。このゲーム、全滅するとゲームオーバーなので戦闘に緊張感がある。鍛え直して出直す事にする。その後、何とかクリア。いいゲームじゃないか。私は無条件に推します。これで心おきなく仕事に戻れるぞ(^_^;) そうそう、FINが出ても電源は切らない事。
 午後は富士見の編集氏と打ち合わせ。11月に出る予定の《はみバス》2巻の修正だが、結構色々とある。ああ、時間がない(;_;) 幸いというか、3巻目までの企画にゴーサインが出たので、5月発売を目標にシノプシスを書かねばならない。ああ、これも時間がないなぁ。気晴らしに帰りにバッティングセンターで球を打つ。100球もバットを振るとさすがに疲れる。帰って原稿をプリントアウトして修正にかかるが、難しいぞ、これ。


1997年9月16日(火)  TOP

 この2日間、雨が降っていた事もあって一歩も外に出ないでパジャマ姿のままでろでろとゲームと仕事をしてました(^_^;) 『ブレス・オブ・ファイア3』まだ終わってません。10日の昼からヒゲをそっていないので、丸6日分の無精ヒゲが自分でもなかなか見物だ。明日、打ち合わせなんだけど、ヒゲどうしよう? 馬鹿な事言ってないで仕事しようっと。


1997年9月14日(日)  TOP

 この3日、まじめに仕事をするつもりだったのだが、ふと『ブレス・オブ・ファイア3』をしている自分に気がついた。困ったもんだ。これが結構よくできているので、余計に先に進みたくなるのだ。細かい台詞とか、バランスもよく練られている。2Dキャラはさすがカプコムでよく動くし、ポリゴンの使い方も上手い。物語は今のところ(18時間)脇道が多いのが気になるくらいで、問題なし。脇道がラストに生きてくるような作りであれば言う事はないのだが、これはクリアしてから。とりあえず、最近プレイしたRPGの中ではレヴェルが高いぞ。お薦め。仕事の方も予定通りのスピードで進んではいるのでご心配なく←誰が心配するんだ?


1997年9月11日(木)  TOP

 やっている暇などないと思いながら、PS『ブレス・オブ・ファイア3』を買う。SFCの1作目はやったのだが、2作目には手を出していないので、どう変わったかはわからないが、1時間プレイした印象ではかなり快適だ。キャラの動きも楽しい。主人公がドラゴンに変身できるようになってからどうなるかはまだわからないが、印象としてはおもしろそうだ。なんか釣りもできるみたいだし。ゲームショップでピカチュウとライチュウのモンスターコレクションがあったので買う。かわいい(^_^) ああ、実物大ぬいぐるみが欲しい私……。


1997年9月10日(水)  TOP

 8日から延期した酒の日。その前に霜島ケイ氏と東京都美術館で《冷泉家の至宝展》を見る。ちょっとした縁があって親戚にチケットをもらったのである。平日だというのにえらい混みようである。色々とつまらない突っ込みをしながら1時間半で出て、茶店で茶をしばく。その後、渋谷に出て酒。2合ちょいなのでとても健康的な酒量であった。相変わらず食い物は旨いし。帰って、今日買ったサントラを聴きながら日記を書く。今日は気分がいいから仕事は休みである。


1997年9月8日(月)  TOP

 映画と酒の日だったはずが、あまりに凄い雨なので急遽とりやめ、延期。俺がなんか悪い事したんか? ブツブツ。
 仕方がないのでKSSの仕事をする。書き始めたら結構スムーズに進んだんだが、思った以上に会話で枚数が取られる。困った。規定枚数に収められるかどうか不安だ。そうでなくとも長くややこしい話なんだから。
 アスキーからテックサターン最終号が届く。いきなり休刊になったので、書いておいた原稿一回分は載らないまま。しょうがないので近々《いろいろ》のコーナーに載せる事にする。


1997年9月7日(日)  TOP

 次のKSSの仕事を試しのつもりで始めたら、詰まった(^_^;) いきなりは無理か。それでも6枚ほど書く。実はまだメーカーの確認がとれていないので見切り発車なんだけどね。タイトルはヒミツ。なんせ18禁なんですよ、旦那。


1997年9月6日(土)  TOP

 『ウルトラマンダイナ』が始まる。前作ティガが良かっただけに不安があるが、まずまずの立ち上がり。同じ世界という事で、前作の長官の名前だけは出るし、防衛組織も同じ。ダイナのデザインもティガの延長線上。設定がどうなっているかは不明だけど。まあ、相変わらず無茶だが、21世紀に火星に基地を作ってるわ、超空間航法も実用化(地球・火星間が数分)されてるわ、大気圏外に煙りまくわ、大気圏外で戦闘機に乗っているくせに宇宙服着てないわ……もう大変(^_^;) ウルトラホーク以来初めてかと思える分離型戦闘機とか、超空間航法のCGとか、なかなかおもしろい部分もある。それと今回のキャラはどうやら全員熱血みたいね。


1997年9月5日(金)  TOP

 ようやくアスカの原稿がアップ。予定通りといえば言えるのだが、結構手間取った。やっぱり書き出しの50枚くらいが一番難しい。世界に入れないし、キャラは動かないし、雰囲気がわからないのだ。ちょっと短めだが、とりあえず予定枚数クリアという事で問題はないはず。さて、次の仕事に取りかかるか。う、また書き出しに詰まりそうだ(;_;)
 ところで、どうもアクセスカウンターが伸び悩んでいると思っていたら、どうやら迂回してアクセスしている方がいらっしゃるらしい。そりゃそうだよねと思いつつ、う、しまった(^_^;)と頭を悩ませる私。


1997年9月3日(水)  TOP

 映画の日。『スクリーム』を観に行く。何か書くとネタバレになるので言わない。さほどダレ場もなく、テンポよく進むミステリー……ではないが、ホラーとも違うし、ましてスプラッターでもない。ミステリーというには謎解きが不可能だし。でも、酒鬼薔薇事件で公開延期になった理由は少しわかった。
 夕方からPRETTY MAIDSのライヴに行く。北欧のメタルバンドだ。今年出た新作が良かったのでチケットを買っておいたもの。ライヴは初めてだったが、元々ライブバンドなだけに安定したライヴを堪能できた。満足。外に出ると土砂降りだったのが唯一の失策。ずぶぬれになりながら帰宅。仕事に取りかかる。


1997年9月1日(月)  TOP

 とあるHPのBBSで『スピード2』に対して「金を払って観るほどの映画ではない」と書いたら、クレームを付けてきた方がいた(他人様のHPでいきなりクレームをつけてくるってのも礼儀知らずだ)。いわく、「感想を押しつけるな」「自分に言われたらいい気持ちじゃないだろう」「映画に対する愛がない」そうだ。感想を押しつける? 感想って自分で感じるものでしょ? あれで押しつけって感じてりゃ世の中押しつけばかりだよ。自分に言われたら? 俺は気にしないよ。むしろ歓迎するくらい。何であれ、自分の金と時間を費やして観た・読んだ・聴いたものに対しては何でも言う権利を手に入れたのと同じなのだ。事実誤認と意味のない誹謗中傷以外であればね。自分にされて嫌な事は他人にはするなというエチケットは次に言う理由でこの場合は意味をなさない。映画に対する愛ながい? 何でも褒めるのが愛だとは思わない。ダメなものはダメといわないといけない。でないと、この程度で客は喜ぶんだと勘違いを生むだけだ。”この程度”のつもりで作ったら、それ以下しかできないのだから。こういうおかしな”愛”が映画をダメにするんだよ。何に対しても偏愛はいけない。客観的に立って見ましょうね。
 さて、仕事の方はようやく後半にさしかかってきました。今日は編集からの電話が3本も入り、お陰で徐々にペースを上げねばならんと気を引き締めた。でも、手はあまり動かんなぁ(^_^;)