"LACRIMOSA"というタイトルで、予告編専門のIMMEDIATEというプロジェクトの曲です。市販されていませんでしたが、２００８年８月にようやくＣＤとダウンロードで発売になりました。

Trailerhead ■AMAZON ■@TOWER 　３曲目"LACRIMOSA DOMINAE"です。

　『ロード・オブ・ザ・リング』の予告にも使われていますが、"GOTHIC POWER"と呼ばれる曲で、予告編用のストックミュージックで残念ながらＣＤなどには収録されていません。クリストファー・パワーズの曲と言われていますが、本人は否定していますので、出典はいまだに不明。サンプルはこちら。

　映画『グローリー』のサントラ１０曲目です。作曲は『タイタニック』のジェームズ・ホーナー。私の記憶が確かなら『料理の鉄人』でも使われてました。輸入盤なら入手可能です。

　ボブ・ディランの『天国への扉"KNOCKING ON HEAVEN'S DOOR"』です。ただし、ガンズ・アンド・ローゼスのカバーです。アルバム"Use Your Illusion II"収録。

　アメリカのインディーズE.S.POSTHUMUSの曲で、"POMPEII"と"MENOUTHIS"です。アルバム"UNEARTHED"に収録されています。

Unearthed ■AMAZON ■CDBABY 　このアルバムから予告に転用されたものには『マイノリティー・レポート』"TIKAL"、『マトリックス・リローデッド』の日本版予告"EBLA"、『スパイダーマン』"POMPEII"、『トゥームレイダー２』"MENOUTHIS"があります。ジャンルとしてはENIGMAなどの流れに入るでしょうが、もっとドラマティックです。オケと打ち込み、民族楽器とコーラスを大胆にミックスしたサウンドは一部でジマー的。アルバムとしても完成度の高く、一聴の価値あり。

Cartographer ■AMAZON ■CD BABY →ORIGINAL →RIMIX 　２ndアルバム。ＣＤはミックスの異なる２枚組で、ダウンロードは別売り。

Makara ■AMAZON ■CDBABY 　３rdアルバム。

　予告編用に作られたストック・ミュージックで、"RED ALERT"とか"CODE RED"と呼ばれているものです。残念ながらＣＤなどには収録されていません。似ているものとしては、『ガメラ３　イリス覚醒』の予告があり、作曲者は"RED ALERT"を意識したとしか思えません。『平成ガメラ３部作』の３ＣＤＢＯＸセットの特典として収録されています。

　前半はジェームズ・ニュートン・ハワードの『真実の行方』のサントラ８曲目から。後半はアルバム"ARIA"収録の"DIDO"です（aquamoonさんの情報）。

　２曲使われていますが、前半はロバート・マイルズ"Robert Miles"の"FABRE"で、アルバム"DREAMLAND"に収録されています。後半はロリーナ・マッケニット"Laureena Mckennit"の"MUMMER'S DANCE"で、アルバム”THE BOOK OF SECRETS"に収録されています。

　ランディ・エデルマンの『ドラゴンハート』です。同じ曲は『６デイズ・７ナイツ』『パッチ・アダムス』『ムーラン』などにも使われています。エデルマンは『ドラゴン：ブルース・リー物語』の曲が『レジェンド・オブ・フォール』『トゥルーマン・ショウ』や『フォレスト・ガンプ』の予告に使われています。

　ナタリー・インブルーリア"Natalie Imbruglia"の"TORN"という曲で、アルバム『レフト・オブ・ザ・ミドル』に収録されています。

　ポーラ・コール"Paula Cole"の"I DON'T WANT TO WAIT"です。彼女のアルバム"THIS FIRE"に収録されてます。ちなみに映画は『ベルリン天使の詩』のアメリカ版リメイクです。

　サラ・ブライトマンの"TIME TO SAY GOODBYE"です。彼女の同題アルバムの１曲目に収録されています。なお、スケートのシーンにはもう１曲チャイコフスキーの『眠れる森の美女』バレエ組曲も使用されています。

　ディック・デイル＆ヒズ・デルトーンズ"Dick Dale & His Deltones"の"MISIRLOU"です。彼らのベストアルバムか、タランティーノ監督作品からの音楽を集めた"Tarantino Connection"というアルバムに収録されています。

　マーヴィン・ゲイ＆タミー・テレルの"Ain't No Mountain High Enough"です。なお、サントラには収録されていませんので、マーヴィン・ゲイ＆タミー・テレルの"グレイテスト・ヒッツ"などを探してみましょう。

　"10,000 Miles"というタイトルです。スコアと同じマーク・アイシャムの曲で、歌はメアリー・チェイピン・カーペンター"Mary Chapin Carpenter"。彼女の『パーティ・ドール"Party Doll & Other Favorites"』というアルバムに収録されています。なお、サントラは発売されていません。

　オリヴィア・ニュートン・ジョン"OLIVIA NEWTON JOHN"が歌ってます。1990年のアルバム"Warm And Tender"に収録されています。

　トラディショナルの『ジョニーが凱旋する時』です。『博士の異常な愛情』でも効果的に使われてます。トラッドのＣＤに収録されていると思いますよ。

　元々、この曲を本編のモチーフにする予定でしたが、監督が諸般の理由で急遽『ジョニーが凱旋する時』に差し替えたようです。なお、クラシックファンの間では、ブラームスの交響曲１番はベートーベンの１０番だという冗談もあるそうです。

　歌のタイトルは"LET IT SNOW! LET IT SNOW! LET IT SNOW!"です。ボーン・モンローという歌手が歌ってます。幾つかヴァージョンがありますが、映画で使われたヴァージョンは長い間カセットでしか手に入りませんでしたが、２０１０年にＣＤに収録されました。

Christmas at the Movies ■AMAZON

　プロコル・ハルム"PROCOL HARUM"の『蒼い影"A WHITER SHADE OF PALE"』です。映画ではユーリズミックスのアニー・レノックスがカバーしてました。ソロアルバム"MEDUSA"に収録。

　トリーシャ・イヤーウッド"TRISHA YEARWOOD"の『ハウ・ドゥー・アイ・リブ"HOW DO I LIVE"』です。1997年のアルバム"SONG BOOK"に収録されています。

　アストル・ピアソラの『組曲プンタ・デル・エステ』から編曲して使っています。サントラにも収録されてます。

　ジョージ・ハリスンの『ドリーム・アウェイ"DREAM AWAY"』です。アルバム『ゴーン・トロッポ』に収録。公開時には『オ・ラ・イ・ナ・エ』というタイトルでシングルが出てました。

　『セント・オブ・ウーマン』のサントラにも収録されている、"POR UNA CABEZA"というカルロス・ガルデル"CARLOS GARDEL"作曲のタンゴです。『シンドラーのリスト』にも使用。

　フランキー・バリ＆フォーシーズンズの歌う『君の瞳に恋してる"CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU"』です。映画のエンディングで流れるのはLauryn Hillのヴァージョンで、ＣＤ"The Miseducation of Lauryn Hill"の最後に収録されています（シークレットトラックなので表記なし）。なお、この歌は『ディアハンター』でもバーのシーンで流れてました。

　輸入盤でスコアのみのサントラが出ています。FOX FILM SCORESから品番は07822-11020-2です。走るキアヌが目印。

　７０年代後半のパトリース・ラッシェンという黒人歌手の"FORGET ME NOT"というディスコナンバーの替え歌です。

　ナイン・インチ・ネイルズ"NINE INCH NAILS"の『クローサー"CLOSER(precursor)"』ですが、サントラには入ってませんし、彼らのアルバム"Further Away"に収録されているものは別ヴァージョンです。ＣＤシングルで"CLOSER"ばかり集めた物があったようで、その中には映画で使用されたヴァージョンも収録されていたようです。

　J.S.バッハ作曲の『管弦楽組曲第三番アリア』です。というより、『Ｇ線上のアリア』と言った方がわかりやすいかも。

　ライチャス・ブラザーズ"RIGHTEOUS BROTHERS"の『ふられた気持ち"YOU'VE LOST THAT LOVIN' FEELIN'"』です。合唱するのも同じ曲です。

　スティングのアルバム"TEN SUMMONERS' TALE"あるいは日本のみのコンピレーション映画音楽集"STING AT THE MOVIES"に収録の"SHAPE OF MY HEART"です。

　アレックス・ノースが１９５５年の映画『UNCHAINED』のために書いた曲がオリジナルで、アカデミー主題歌賞にノミネートされています。

　従弟です。ニューマンの家系をおさらいすると、『西部開拓史』『大空港』のアルフレッド・ニューマン、その弟で『王様と私』そして『オーメン』などを指揮したライオネル・ニューマン、同じく弟で作曲家のエミール・ニューマン、アルフレッドの息子『クリッター』『ファントム』のディヴィッド・ニューマンと『フライド・グリーン・トマト』『若草物語』のトーマス・ニューマン、アルフレッドの甥『ナチュラル』『トイ・ストーリー』のランディ・ニューマン、そして孫にあたるジョーイ・ニューマンも映画音楽の作曲家／オーケストレイターとして活動を始めています。

　不肖の息子と偉大な父です(^_^;)

　ラテン語で"AVE"は「こんにちは」など挨拶を、"SATANI"は「悪魔」を意味するので、「こんにちは、悪魔さん」などという意味になります。これでは格好悪いので「悪魔を讃える」というところでしょうか。
　なお、「アベ・サンターニ"AVE SANTANI"」という表記が多いですが、これは初期のＬＰリリース時に誤表記したもので、ＣＤ化の際に修正されているのですが、その後の日本盤ＣＤなどでは同じミスをし続けています。そのため、特に日本で勘違いが多いようです。ＳＬＣが１９９３年に出した賀来卓人氏監修のジェリー・ゴールドスミス２枚組ＣＤですら間違っています。ラテン語はローマ字読みしますので、"SATANI"はどう読んでもサンターニとはなりません。それに歌を聞いてみれば「サタニ」と歌っているのがわかります。しかし、長年間違って記憶されているため、頑なに正しい読みを認めようとしない方もおられます。校正の重要さを認識させられます。

　公式なクレジットでは作曲は『００７／ドクター・ノー』の音楽担当であるモンティ・ノーマンで、ジョン・バリーがアレンジしたということになっています。その後、バリーは「もし、ノーマンが作曲したのなら、どうして２作目以降も彼が音楽を担当しなかったんだい？」と暗に自分の功績をほのめかしています。実際、１作目とそれ以降では音楽の傾向もがらっと変わっており、バリーの功績が大きかったのは間違いないでしょう。

　ニニ・ロッソの『水曜の夜』です。イージーリスニングコーナーを探してみましょう。

　ブロードウェイミュージカル『キス・ミー・ケイト』の中に使われた"SO IN LOVE"という曲です。作曲はコール・ポーター。ただし、使われたのはオリジナルではなく、モートン・グールドがカバーしたものです。

イマージュ10 emotional&relaxing(Blu-spec CD(TM)) ■AMAZON 　こちらに収録されています。

　ピエール・ポルト・オーケストラの”フライデーナイト・ファンタジー”という曲です。同題のＣＤに収録。
　ちなみに坂上みきに代わってからは、久石譲の”Cinema nostalgia”になりました。