SOUNDTRACK REVIEW

WING COMMANDER
ウイング・コマンダー

DIRECTED BY CHRIS ROBERTS/FREDDIE PRINZE JR.,JURGEN PROCHNOW

MUSIC COMPOSED BY KEVIN KINER
SONIC IMAGES/SID-8905

 マーク・ハミル主演のパソコンゲームが映画化されたもの。ゲームよりも格が下がったような気がするのは気のせいだろうか?(^_^;) 俳優もユルゲン・プロクノウ以外は知らんし、スタッフも知らん。そんな中、音楽担当は『レプリコーン』のケヴィン・カイナー。おまけにメインテーマはディヴィッド・アーノルドである。『633爆撃隊』などの第二次大戦映画を参考にしたという監督はスコアも戦争物にしたかったようで、まあ、その感覚は悪くない。が、監督が「劇場を出るときには口ずさんでいるだろう」と保証してくれるメインテーマはそんなに印象に残らない。アーノルドらしいのは確かなんだが。それに全体を通してもアーノルドの作品だと言っても通るほどで、カイナーのスコアという感じはない。オーケストレイションも指揮もいつもと同じニコラス・ドッドだからかもしれない。まるで『エアフォース・ワン』のゴールドスミスとマクニーリーのようだ。
   戻る