SOUNDTRACK REVIEW

THE WIND AND THE LION
風とライオン

DIRECTED BY JOHN MILIUS/SEAN CONNERY,CANDICE BERGEN,BRIAN KEITH

INTRADA/MAF-7005D

 本作と『カプリコン1』は私が初めてゴールドスミスに触れた作品なだけに個人的に思い入れの強い作品です。しかし、それだけでなく、ここに聴かれるパワーはミクロス・ローザに師事したという事実をはっきりと示しています。モロッコのリズムを打ち鳴らすパーカッションに重なるホーンセクションの唸りというメインテーマは、主役ショーン・コネリーの転換期に当たる本作で彼が演ずるライズリとこれ以上はないというマッチング。ラヴテーマの雄大さの中に響く哀しみも素晴らしい。このパワーを受け継ぐ作曲家はポルデュリスとブロートンであろう。

このサントラにひとこと!
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