SOUNDTRACK REVIEW
WILD AMERICA
BORN TO BE ワイルド

DIRECTED BY WILLIAM DEAR/JONATHAN TAYLOR THOMAS,DEVON SAWA,SCOTT BAIRSTOW

MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY JOEL McNEELY
PROMETHEUS/PCD-147

　ティーンエイジャーがカメラ片手にアメリカの厳しい自然を体験したという実話を元にしたアドヴェンチャー物。先にヴォーカル曲のみのアルバムが出ているが、これはスコアオンリーである。マクニーリーはジョン・ウィリアムズを目標としているというのが、これでもよくわかる。フルオーケストラのダイナミックなサウンドだけではなく、カントリーを取り入れた部分などもウィリアムズを髣髴とさせる。いつもならそれだけで終わってしまうのだが、今回はもう少し上を狙ったという感じだ。メロディの使い方なども堂に入ったもの。ウェスタン音楽としても素晴らしく、一皮剥けた印象がある。今のところ、マクニーリーのベストだろう。ウィリアムズのファンなら要チェック。今後、マクニーリーは化ける可能性あり。
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