SOUNDTRACK REVIEW
URBAN LEGENDS:FINAL CUT

DIRECTED BY JOHN OTTOMANJENNIFERMORRISON,MATTHEW DAVIS

MUSIC COMPOSED BY JOHN OTTOMAN
VARESE SARABANDE/302-066-179-2

　『ルール"URBAN LEGEND"』の続編。監督はジョン・オットマン。音楽も彼自身。題材といい、第２のジョン・カーペンターを目指しているのだろうか？　しかも、次作は『ハロウィン』シリーズの新作みたいだし。志はもっと高く持った方がいいぞ(^_^;)
　ライナーノートによると７０分程度のスコアを書いたらしいが、ＣＤにはそれが全部入っている。早い話が完全版である。しかし、疲れる。『ハロウィン』のように単純だが覚えやすく綺麗なテーマがあればまだしも、何の変哲もないホラースコアを７３分聴くのは拷問に近い。全部収めていればいいという訳ではない。これでは自己満足だ。スコアの出来より先にこれで疲れた。しかも、スコアには大した工夫がある訳ではない。前作のクリス・ヤングのテーマを使うでもなく、ただ漫然と唸り怒鳴りささやくだけ。スコアとしての出来はともかくとして、アルバムとしては最悪。後はオットマンの監督としての手腕を見るだけだが、それも見るのが恐ろしい。オケはミュンヘン・シンフォニーで指揮はデーモン・イントラバルトロ（？）。彼の作詞作曲２曲も含んでいる。
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