SOUNDTRACK REVIEW
TWILIGHT ZONE THE MOVIE
トワイライトゾーン超次元の体験

DIRECTED BY STEVEN SPIELBERG&JOE DANTE&JOHN LANDIS&GEORGE MILLER/DAN AYKROYD,JOHN LITHGOW,VIC MORROW

MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY JERRY GOLDSMITH

　スピルバーグのオムニバス映画。権利関係もあってなかなかＣＤ化されなかったが、ようやく２０００年秋に欧州、ついで日本でＣＤが発売された。しかし、アメリカ盤は出ないまま。曲はＬＰのままだが、デジタル・リマスターされている。インナースリーブもＬＰとまったく同じ。
　ゴールドスミスは元になったＴＶシリーズでも幾つものエピソードを担当しており、いわば里帰り。サントラはＴＶシリーズのメインテーマから、ゴールドスミスによるヴォーカル曲、全４話分のスコアが組曲形式で収録されている。どれもゴールドスミスの異なった特徴が表れており、その意味でも価値は高い。サスペンス、柔らかなメロディ、パーカッション、ホーンやシンセの使い方など、ゴールドスミスのヴァリエーション辞典とも言え、密度の濃い色々な要素が一度に聴けるという豪華なサントラ。ジェニファー・ウォーンズの主題歌もいい。作曲はゴールドスミスで、プロデュースとアレンジがジェームズ・ニュートン・ハワードで、バッキングにはジョセフ・ウィリアムズがいる。豪華な主題曲だ。久しぶりに聴いたが、当時初めて聴いた時にはグレムリンばかりが印象的だったのが、他のエピソードも強烈な完成度だったと再確認。"TIME OUT"など１７年も前にこんな音を出していたのかと感心する。

このサントラにひとこと！
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