SOUNDTRACK REVIEW

天地無用!in LOVE

MUSIC COMPOSED BY CHRISTOPHER FRANKE
パイオニアLDC/PICA-1097

 思い切った起用である。ジャパニメーションの権化とも言えるこのシリーズの劇場版にクリストファー・フランケとは。映像を観てみると、不思議と合っている部分と、どこか違和感を感じてしまう部分とがあって、それはそれでおもしろい経験だった。舞台は日本だが、変に日本を意識しないで作曲したのが功を奏している。LDはアニメ初のAC-3対応で、音響にも気を配っているようだが、音楽にもそれは感じられる。フランケ自ら設立したベルリン・シンフォニック・フィルム・オーケストラに、自らシンセを加えて演奏している。主題歌もフランケの作曲で、ヴォーカルはニナ・ハーゲン。
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