SOUNDTRACK REVIEW
STAR WARS TRILOGY
スターウォーズ
DIRECTED BY GEORGE LUCAS,ARVIN KERSHNER & RICHARD MARQUAND/MARK HAMILL,HARRISON FORD,CARRIE FISHER,ALEC GUINESS
MUSIC COMPOSED CONDUCTED BY JOHN WILLIAMS
BMG CLASSICS
A NEW HOPE/09026-68746-2
THE EMPIRE STRIKES BACK/09026-68747-2
RETURN OF THE JEDI/09026-68748-2
公開２０周年を記念して大幅にリニューアルされた『スターウォーズ』三部作のサントラである。'93末に４枚組ボックスセットが発売になったのだが、さらに曲数が増え、１作につきＣＤ２枚組である。紙製ケースに収められたハードカバー書籍タイプ。ＣＤは紙のポケットに入れる仕様で、これは不満が残る。表の箔押し加工部分はゴールド→シルバー→コパーと色が違うが、やはり作品の出来に準じているのだろうか。３作目が銅なのは異論がないと思う(^_^;) ちなみに紙の書籍タイプは初回のみで、その後は通常のプラスティックケース仕様になる。
１作目には全くの新収録曲はないものの、５個所に部分的に未収録曲が加わっている。さらにボーナスとして没テイク１曲、メインタイトルの没テイク５種が収録。聴いていると変遷がわかり、なかなか面白い。
『帝国の逆襲』には新収録曲３曲に部分的新収録が７曲。特に雲の惑星ベスピン関係の収録曲が増えたのは嬉しいところだ。
『ジェダイの復讐』には新収録曲８曲に部分的新収録が１０曲、さらに新録音が１曲＋ラストと、それまでのサントラって何だったのという内容。時間にして１時間程度が新収録だ。新録音はジャバ・ザ・ハットの宮殿でサイ・ヌートルスが歌う歌。それまでの《ラプチ・ネク》が《ジェダイ・ロック》差し替えられた。これはウィリアムズの曲ではなく、ジェリー・ヘイの作曲。さらにエンディングの《イウォーク・セレブレイション》が全く新しく作曲し直されて《ヴィクトリー・セレブレイション》に生まれ変わった。ただ、どちらの新曲もこれまでのスターウォーズのイメージとは違う。とはいえ、エンディングは映像にあわせると単独で聴くほど違和感がなく、さすがはウィリアムズといったところか。
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