SOUNDTRACK REVIEW
千と千尋の神隠し
DIRECTED BY 宮崎駿
MUSIC COMPOSED BY
久石譲
徳間ジャパン/TKCA-72165
もう引退したはずの宮崎監督の最新作(^_^;)
スコアはお馴染みの久石譲である。題材が不気味ながらも地味なので、音楽もいつもの宮崎作品よりもキタノ作品風になるかと思っていたが、なんのなんのこれまで以上にスケールの大きな、しかも派手なスコアが多くなっていて驚いた。確かに妖怪化け物がうじゃうじゃ登場するのだから、不気味というか妙な音が多いのはうなずける。しかし、本当に音だけ聞いていると大スペクタクルである。鳴らしすぎになっていないか危惧していたが、前半部分に数ヶ所画面との違和感を感じるところがあった。もっと抑えて不気味にした方がよかったのではないか。新日本フィルの演奏はよし。久石のピアノはいつもの通り。
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