SOUNDTRACK REVIEW
THE LAST SAMURAI
ラスト・サムライ

DIRECTED BY EDWARD ZWICK/TOM CRUSE,渡辺謙,真田広之,小雪

MUSIC COMPOSED BY HANS ZIMMER
ELECTRA/62932-2
2003/11

『グローリー』などのズウィック監督による明治初頭の近代化の波に飲み込まれる侍の運命を描いた時代ドラマ。ハリウッド製時代劇は妙な描写は残るものの、現代の日本の時代劇にはないほどストイックで見応えのあるものになっている。一役買ったのはジマーのスコア。いつも通りのシンセとオケというスタンスは通しつつ、和太鼓、琴、尺八を加えて、日本的な音を導入。音色だけでなく、メロディにも和を感じさせるものがあればもっと良かったのだが。戦闘シーンでは相変わらずのオーバースコアリングだが、風景描写や緊迫感の描写などで雰囲気を醸し出すのが上手くいっており、『シン・レッド・ライン』などの経験が上手く作用したように思える。今回、ＭＶの有名どころは参加せず、ジマーがかなり力を入れた様子が見える。現時点でのジマーの集大成といってもいいのではないか。オケはハリウッド・スタジオ・シンフォニー。なお、エンハンスド仕様で専用サイトにアクセスできる。
燃え度：
燃えコメント：曲は少ないが、侍の悲壮な決意を秘めた戦いに泣け！
  1. たむ：ガンガン燃えるって訳ではないけど何度も聞いてると味が出てきてけっこう好き。…なんだか最近のジマーは安心して聞けるけどその分おもしろみがなくなったって感じだなぁ。（2003/11/26）
  2. ライチョウ：映画を見る前は「こんなもんかなぁ〜」くらいでしたが、いざ映画を見ながら音楽と映像が重なった時、見る前の３倍くらい燃えましたｗ。前半の戦いで初めて侍が登場するシーンは鳥肌物です。というのも邦画の侍映画ではあんなヒロイックな音楽の使い方は在り得ないと思いますし、時々でてくる和風メロディーも日本人の心をかなりくすぐります。映画自体も面白かったですが、あえて言うなら、「変な忍者が出てくる」「風景が日本に見えない」くらいでしょうか。。。（2003/12/01）
  3. フラッド：久しぶりにジマーらしいサントラ聞いたなという感じでよかったです。最近のジマーは分かりにくい曲ばかりだったので。ところであの忍者は一体・・・！？（2003/12/18）
  4. ひぐちあきお：友人から聞いたところによると、「忍者を出さないと金を出さない」とスポンサーがごねたそうです。これ、ホント（笑）。（2003/12/23）
  5. 椰子：実をいうとグラディエーター〜ティアーズ・オブ・ザ・サン〜ラスト・サムライと続く泣き系はお気に入り。来るなら来ると言ってくれれば成田でも六本木でも行ったのに〜（泣）（2003/12/30）
  6. コバ：大好き。とにかく、たまらなく好き！（2004/01/12）
  7. GOLDDAMIEN：ノミネートは勿論、アカデミー賞受賞に値するスコアだと思います！（2004/03/09）
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