SOUNDTRACK REVIEW

THE SAINT
セイント

DIRECTED BY PHILIP NOYCE/VAL KILMER,ELISABETH SHUE

MUSIC COMPOSED BY GRAEME REVELL
ANGEL/7243-5-56446-2-6


 ヴォーカルアルバムはすでに発売されているが、スコア盤が登場した。レーヴェルがANGELというのは少し前に"VISION II"というニューエイジ風のアルバム(サントラではない)を出したからだと思われる。『セイント』はヒーロー物だが、『ザ・クロウ』のようなダークな映画ではない。しかも、ヒーローとヒロインの恋愛が重要な部分になっているので、メインテーマもメロドラマティックな印象が強い(どこかで聴いたようなメロディだが(^_^;))。シンセと打ち込み、さらにコーラスの入ったフルオーケストラスコアは時にスピード感あふれ、時に雄大に、器用に響く。後半のホーンセクションの咆吼はレヴェルにしては珍しいだろう。ヒーロー物が好きなら、押さえておくべき一枚だ。
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