SOUNDTRACK REVIEW

THE RETURN OF THE MUSKETEERS
新・三銃士

DIRECTED BY RICHARD LESTER/MICHAEL YORK,OLIVER REED,FRANK FINLAY,C.THOMAS HOWELL,KIM CATTRALL,CHRISTOPHER LEE,GERALDINE CHAPLIN

MUSIC COMPOSED BY JEAN-CLAUDE PETIT
MILAN/CD-CH-383

 かつて『スーパーマン』シリーズを製作したサルキンド親子がその前に作った『三銃士』と『四銃士』という傑作があった。軽妙にして洒脱なアクションとはこういう映画の事を言うのだというくらい、楽しい西洋チャンバラを見せてくれた。これはその続編で、しかも原作『二十年後』にならってか、スタッフ・キャストそのままに15年後(!)に製作された続編である。ミシェル・ルグランとラロ・シフリンのそれぞれ傑作なスコアの後を担当したのが、後年『シラノ・ド・ベルジュラク』を担当するプティ。このメインテーマがまた西部劇のような燃えるスコアなのである。年寄りたちの剣戟シーンの格好悪さまでちゃんと表現してある。もちろん中世の古楽器を使った環境音楽もそつなくこなしている。オケはロンドン・シンフォニー。文句なしに素晴らしいスコアである。
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