SOUNDTRACK REVIEW
REIGN OF FIRE


DIRECTED BY ROB BOWMAN/MATTHEW MCONAUGHEY,CHRISTIAN BALE

MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY EDWARD SHEARMUR
VARESE SARABANDE/302-066-374-2

　現代のロンドンに太古から生き残ったドラゴンが復活。文明は後退してしまう。生き延びた人々を救うため、現代兵器で武装した傭兵が戦う――という『ドラゴンスレイヤー』の『マッドマックス２』版。監督はＴＶ出身で『Ｘファイル』のロブ・ボウマン。スコアはエドワード・シャーマー。ファンタジー色は廃し、アンヴィルとブラス、それに神経を逆なでする弦でドラゴンの不気味さと圧倒的なパワーを表現し、それにミリタリー色のある人間側の音楽と対比させている。メインテーマといえるものがないのが残念だが、試みとしては正攻法だろう。７曲目"ARCHANGELS"はおそらく戦闘ヘリ登場シーンと思われるが、『ブルーサンダー』か『アパッチ』のような音が出てきて懐かしい。オケはロンドン・メトロポリタン・オーケストラ。
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