THE POSTMAN

THE POSTMAN
ポストマン

DIRECTED BY KEVIN COSTNER/KEVIN COSTNER

MUSIC COMPOSED BY JAMES NEWTON HOWARD
WARNER BROS./9-46842-2

　『知性化戦争』や『プラクティス・エフェクト』などが有名なアメリカのＳＦ作家ディヴィッド・ブリンの小説『ポストマン』をケヴィン・コスナーが自ら監督兼任で映画化した。コスナーは『ウォーターワールド』でホロコースト後の世界を舞台に主演したが、それに続くポスト・ホロコースト物という事になる。この手のテーマが好きなのか、それともよほどヒーローになりたいのか。まあ、尊敬する俳優がイーストウッドなのだから仕方がないか。
　音楽は『ウォーターワールド』同様ジェームズ・ニュートン・ハワード。スコアの印象も同じだ。特徴のないスコアが続く。どうもこの人のスコアは私にはあわないようだ。メインテーマも耳に残らないし……。裏方に徹するってのと、影が薄いってのは違うと思うのだが。まして、アメリカ再生をテーマにした映画なのだからもっと雄大にスケール感を出してもいいと思う。
　なお、スコアは７曲で、残り８曲は歌物。JONO MANSONとJOHN COINMANによるカントリー曲と、AMY GRANT&KEVIN COSTNERのデュエット。

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