SOUNDTRACK REVIEW
FLIGHT OF THE PHOENIX


DIRECTED BY JOHN MOORE/DENNIS QUAID,MIRANDA OTTO

MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY MARCO BELTRAMI
VARESE SARABANDE/302-066-628-2
2004/12

　ロバート・アルドリッチ監督の『飛べ！フェニックス(1965)』のリメイク。製作にアルドリッジの息子も参加している（オリジナルにも出演し、事故で死んでいる）。飛行機事故で砂漠に不時着し、救援の手が来ないまま、奇想天外な脱出計画を試みる人々を描く。オリジナルは男ばかりだったが、今回は紅一点のミランダ・オットー（『王の帰還』のエオウィン）がどうなるのか。スコアはこのところ大作が続くベルトラミ。印象的なメインテーマがある時はそれなりにまとまりのあるスコアになるのだが、今回はそれがない。ゴールドスミスばりの前衛的なアプローチがあるかと思うと、中近東的なヴォーカルとパーカッションでいつものアクションスコアだったり、どうにも統一感がない。こういうドラマには一本筋を通した方が効果的ではないかと思うのだが。オケはハリウッド・スタジオ・シンフォニー。
燃え度：
燃えコメント：う〜ん……
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