SOUNDTRACK REVIEW
PLANET OF THE APES
猿の惑星

DIRECTED BY TIM BURTON/MARK WAHLBERG,TIM ROTH,HELENA BONHAM CARTER

MUSIC COMPOSED BY DANNY ELFMAN
SONY CLASSICAL/SK-89666

　ティム・バートンがあの名作をリメイクした、２００１年夏最大の××映画（××にはお好きな言葉をどうぞ）。見所はリック・ベイカーの猿メイクに尽きるでしょう。音楽はバートンといえばエルフマン。エルフマンといえばドコドコサウンド。ドコドコといえば猿というわけで最高の組み合わせである。メロディ云々よりもドラム太鼓によるリズムを主体に攻めてくる。そこに管楽器が高らかに攻撃的な響きを加えてくる。ＨＲ／ＨＭで言えば、リフ主体の硬質なサウンドにハイトーンのヴォーカルが切り込むという感じだ。さらにシンセの打ち込みも加わって、エルフマンの作品中で最もパワフルなスコアなのは間違いがない。とはいえ、メロディに乏しいので高揚感が少ない。まあ、そういう映画ではないのでよしとしよう。ゴールドスミスによる前作と比較しても意味がないが、今回は猿がパワフルになった分、スコアもストレートな力に満ちたというところだろう。
　ラストにポール・オークンフォルドによるリミックスも収録。エンドクレジットの一部に流れた曲である。
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