SOUNDTRACK REVIEW

DIE UNENTLICHE GESCHICHITE(THE NEVER ENDING STORY)
ネバーエンディング・ストーリー

DIRECTED BY WOLFGANG PETERSEN/NOAH HATHAWAY,BARRET OLIVER

MUSIC COMPOSED,ORCHESTRATED AND CONDUCTED BY KLAUS DOLDINGER
WEA(G)/2292-50396-2

 タイトルがドイツ語なのでなんのこっちゃと思われるかもしれないが、何の事はない『ネバー・エンディング・ストーリー』の1作目である。元々がドイツ映画だったのだが、そこにアメリカ資本が入ってきたためややこしくなった。ドイツ以外での公開に際して一般受けするためにジョルジオ・モロダーが音楽を半分差し替え、リマールの主題歌を入れたのである。つまり、ドイツ本国で公開されたヴァージョンにはリマールもモロダーもなかったのである。このアルバムはドイツ盤で、当然ふたりの姿はない。ジャケットイラストは映画のデザインも手がけたウル・デ・リコの物。素晴らしいイラストである。スコアは『Uボート』でもペーターゼンと組んだクラウス・ドルディンガー。彼のスコアは日本公開されたヴァージョンでもラッキードラゴン・ファルコン(原作ではフッフール)が飛ぶシーンでかかるメインテーマなどで聴ける。オケとシンセなど電子楽器の融合という点でもひとつの理想だと思う。
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