SOUNDTRACK REVIEW

メタルギア・ソリッド2:サンズ・オブ・リバティ

MUSIC COMPOSED BY HARRY GREGSON-WILLIAMS
コナミ・ミュージック/KMCA127

 PS用ゲームの続編がPS2で出た。海外での評価が高いゲームなので、戦略的なものもあろうが、音楽はハリウッドからハリー・グレッグソン=ウィリアムズが招かれた。担当しているのはゲームそのもののBGMではなく、ゲーム中のムービーパートなので、映画のサントラと同じである。17曲中12曲を彼が作曲し、前作のメインテーマを彼がアレンジし、残りは日本人スタッフの作曲(内2曲は挿入歌とそのピアノインストヴァージョン)。スコアは典型的なMV系列のサウンドである。但し、オケはなしで、シンセ打ち込みのみ。『スパイゲーム』同様、以前に比べると、テクノ要素が増えているのが最近の傾向。安っぽいテクノロックみたいに聞こえる曲もあり、あまりスコアとしては誉められたものではない。それ以外の部分ではまずまずか。ただ、メインテーマのアレンジ曲以上に印象に残る曲がないというのと、他の映画と入れ替えても変わらんだろうという曲が多いのはなぁ。
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