SOUNDTRACK REVIEW
MEDAL OF HONOR UNDERGROUND
MUSIC COMPOSED BY
MICHAEL GIACCHINO
アメリカ版ＰＳゲームのサントラ。『ドゥーム』タイプのシューティングと言えばゲーム好きにはわかるだろう。前作同様にAMAZON.COMの独占販売（と言いながら、SAEで買ったが）。今回は第２次大戦下のフランスを舞台にナチス相手に女性が活躍するらしい。音楽は同じくマイケル・ジアッチーノ、オケはノースウェスト・シンフォニア。前作はこれがゲームの音楽かと言うほど豪勢で燃えるフルオケスコア、しかも、しっかりとしたメインテーマを聴かせてくれて驚かせられたが、今回は派手さよりも緊張感を重視しつつ、ヴァラエティのあるスコアを聴かせてくれる。ところどころに前作のテーマを入れ込んだり、舞台にあわせて曲調を変えたりして、芸の細かいところもみせる。一部にボーイコーラスを取り入れたり、パリらしくアコーディオンを加えて哀愁を漂わせたりと意欲的。前作よりも燃え度は低いが、それでも後半は燃える。この作曲家にはぜひとも映画音楽もやって欲しい。ゲームに興味のない人でもジョン・ウィリアムズ辺りが好きなら騙されたと思って前作と一緒に購入して欲しい。
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