SOUNDTRACK REVIEW
ローレライ
DIRECTED BY 樋口真嗣/役所広司,妻夫木聡
MUSIC COMPOSED BY
佐藤直紀
ユニバーサルクラシックス/UCCS-1070
2005/02
福井晴敏の小説『終戦のローレライ』を平成『ガメラ』シリーズの特技監督・樋口真嗣が映画化。というか、正確には福井と樋口に劇団新感線の中島かずきが加わって企画を練り、福井が小説を、樋口が映画をそれぞれに作ったということらしい。だから、まったく同じではないようだ。絵コンテ協力に庵野秀明、水密服デザインに出淵裕とアニメ畑の協力もあり、少なくとも絵的な期待はできそうだ。
音楽は佐藤直紀。これまでもジマースタイルの音楽を書いていたが、今回も例に漏れず典型的なジマースタイル。オケに木管がないんだもん。ストリングスとホーンセクションにコーラス、ポイント的に使われるティンホイッスルのみ。それに打ち込みが加わる。メロディはいいとして、全体に軽すぎ。重いドラマだから重くしろと言うのではなく、シーンにふさわしいアレンジが必要なのではないか。勇壮感ばかりがが目立って、悲壮感がもっと感じられればなと思う。ＳＥとのぶつかり合いや、不要なシーンに垂れ流すところも最近のハリウッド的。さらにメインテーマにしても他のモチーフにしても、どこかで聴いた感じがしてしまうのは、この作曲家の過去作品と同じ。樋口さん、ゴールドスミスが好きなはずなんですが、初監督映画にこのスコアで満足なんでしょうか。なお、主題歌として売り出し中のヴォーカリスト、ヘイリーの歌う『モーツァルトの子守歌』収録。
燃え度
：
燃えコメント
：ジマー萌えの作曲家に萎え
■５：敵艦撃沈せり本艦無傷
オレは萌えたっ！（笑）
■４：敵艦撃沈せり損傷軽微
投票なし
■３：敵艦撃沈せしも損傷多大
大谷幸なら、どんなふうになっていたのかな…
■２：航行不能に陥りました
「オリジナル音楽」はすでに死語？
■１：無念の轟沈
次に期待
これほど不評な音楽はめずらしい。でもダメなものはダメ。
映画は面白いしヒットして欲しいんですけど、音楽は…。これで音に厚みでもあればもう少し印象良かったと思うんですが、なんだかスカスカ…。
東京湾から出られずに横須賀帰投
「ＧＯＯＤＬＵＣＫ」からダメだと思ってたが
良くも悪くもジマーを意識した日本映画音楽止まり
ジマー萌えとは志が低い。
ジマー萌えの作曲家に萎えに同意
戻る
戻る