SOUNDTRACK REVIEW

Jerry Goldsmith Hollywood Symphonic Spectacular
MUSIC COMPOSED BY JERRY GOLDSMITH
VOLCANO/CPC8-1034

 1998年9月3日に東京芸術劇場で行われた神奈川フィルによるコンサートのライヴレコーディング。指揮は若手の鈴木織衛氏。コンサートプログラムは前半ゴールドスミス、後半ウィリアムズだったが、今回のアルバムは前半すべてを収録している。『スーパーガール』エンドタイトル、『スタートレック』エンドタイトル、『エイリアン』エンドタイトル、『スウォーム』組曲、『エアフォース・ワン』、『オーメン』組曲で、すべてオリジナルスコアによる。やはり珍しいのは『スウォーム』から《蜂の襲来》だろう。難しい曲を演奏しきっている。『オーメン』組曲には《アヴェ・サンターニ/悪魔の嵐/新任大使/犬の襲撃》が含まれ、合唱つきで演奏された。恐らくは世界初演ではないだろうか。欲を言えばライナーノートに歌詞も欲しかったところだ。さて、演奏だが、会場で聴いた時には完璧に思えたが、繰り返し聴くとさすがにアラが気になってくる。悲しい性だが、こう言うのは出る事に意味がある。買いましょう、皆さん。でも、ジャケットのデザインについては毎度の事ながら……なんじゃい、こりゃぁ(TヘT) 頼むからデザイナー変えてちょうだい。
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