SOUNDTRACK REVIEW

KRULL
銀河伝説クルール

DIRECTED BY PETER YATES/KEN MARSHALL,FRANCESCA ANNIS

MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY JAMES HORNER
SOUNDTRACK CLLECTER'S SPECIAL EDITION/SCSE CD-4
SUPER TRACKS/STCE-01/02

 ホーナー初期の作品はどれもパワーにあふれ、勢いだけで突っ走っている若者という感じがして少々の盗用があろうがそんなものどうだってよかったほどである。初めてサントラ盤が発売された『宇宙の7人』から未だにサントラの出ない『コマンドー』までの6年間の充実ぶりは今となってはあれが黄金時代だったのだろうかと思えてしまう。その中でも最も燃えるのがこの『銀河伝説クルール(映画では"クラル"と発音していた)』であろう。LPではかなり曲数が少なかったが、このCDではオープニングの燃えるテーマからエンディングまで完全収録。また、ロンドン・シンフォニーを振ったのもこれが初めて(『ブレインストーム』とどっちが早いか不確か)で、ホーンセクションが唸りまくっている。加えて、後年発揮されるラヴテーマの巧さはすでにここでも冴え渡っている。同時に自作の使い回しもすでに始まっている。

 右のSUPER TRACKS版。SCSEヴァージョンよりも5曲多く、14分長い。この14分のために1枚では入りきらないので2枚組94分である。おまけに、$40程度と高い。ふざけてますねえ。音質はSCSEヴァージョンでもデジタルリマスターだったので、今回マスタリングをやり直しているようだが変わらない。なんでこんな物買ったんだ?>ワシ 性だねぇ(;_;)

このサントラにひとこと!

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