SOUNDTRACK REVIEW
JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH

DIRECTED BY GEORGE MILLER/TREAT WILLIAMS,BRYAN BROWN

MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY BRUCE ROWLAND
VARESE SARABANDE/302-066-069-2

　このところ、年２回ペースでＳＦ／ファンタジー系統のテレフィーチャーを製作しているホールマーク・プロダクションによる新作はジュール・ヴェルヌの『地底探検』である。ハーマンが音楽をつけたものがインパクトがあったが、今回、ハーマンに挑むのはオーストラリアのブルース・ローランド。監督がいつもコンビを組んでいるジョージ・ミラー（『スノーリバー輝く大地の果てに』など）だから起用は当然。民族色を取り込んだエスニックミュージックから、オーストラリアン・フィルによるフルオケスコア、さらにアコースティックギターやシンセをフィーチャーしたスコアまでかなり多彩。ハリウッドの作曲家とはちょっと違う軽めのオーケストレイション（本人）もポイントだろう。ＴＶのせいか、シーンが短く、必然的にスコアも細切れになってしまったのが残念。そのせいもあるだろうが、日本のアニメやゲームの音楽のように聞こえてしまうところもある。
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