SOUNDTRACK REVIEW

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MIGHTY JOE YOUNG ジョー・ヤング DIRECTED BY RON UNDERWOOD/BILL PAXTON,CHARLIZE THERON MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY JAMES HORNER HOLLYWOOD/HR-62172-2

　５０年代の『猿人ジョー・ヤング』のリメイクだが、どうやらジョーのサイズが小さくなって、感動路線になってしまったようだ。この辺りから考えて、ホーナーの音楽も『ディープ・インパクト』的になるんじゃないかと危惧していたが、まあ、予想通りの出来。最初のパーカッションとコーラスの繰り返しからメインテーマまでは良いメロディだと感じたが、その後は毎度おなじみの、しかも、スケールダウンしておとなしいホーナー節。ラストのアフリカンなコーラスは『ライオンキング』か『ゴースト＆ダークネス』のようだが、明らかに影響を受けて、しかも、パワー不足。普通に主題歌作った方がいいんじゃないのか？　部分的に光るところもあるだけに、惜しい。『ディープ・インパクト』ほどじゃないが、とにかく７０分を越える長時間収録に中盤だれる１枚。入れりゃいいってもんじゃないだろ。よけいなものをそぎ落とす事も必要だぞ。

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