SOUNDTRACK REVIEW
JASON X
ジェイソンX/13日の金曜日
DIRECTED BY JIM ISAAC/KANE HODDER,LEXA DOIG,LISA RYDER
MUSIC COMPOSED AND PERFORMED BY
HARRY MANFREDINI
VARESE SARABANDE/302-066-355-2
『13日の金曜日』シリーズ第10作目だが、ついにタイトルから金曜日が消えてしまった。しかも、舞台は未来の宇宙船内。未来の宇宙には金曜日はないということか。このまま行くと次作ではエイリアンとでも殺し合いをするのだろうか。さて、スコアはシリーズほぼすべて(7と8はフレッド・モーリン)を担当しているハリー・マンフレディーニ。サントラ発売は1〜3作のコンピと9作に続いて3枚目になる。今回はオールシンセで、演奏も自身で行っている。冷凍ジェイソンが解凍されるまではどことなくSFテイストのあるシンセミュージックだが、復活&殺戮が始まると典型的なホラーの脅かし音楽(無旋律の音に淡々としたリズムが重なり、いきなりジャーン)になる。ジェイソンがアップグレード(^_^;)するシーンも迫力なし。どのシーンにしてもかなりチープな音だ。シンセの音色にもうちょっと手を入れてもいいと思うのだが。予告編で感じたアクション路線でなかったのがもったいない。
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