SOUNDTRACK REVIEW
HULK
ハルク

DIRECTED BY ANG LEE/ERIC BANA,JENNIFER CONNELLY,NICK NOLTI

MUSIC COMPOSED BY DANNY ELFMAN
DECCA/B0000633-02
2003/06

　マーヴェルコミックのヒーローが映画化された。実験によって感情が高ぶると緑の巨人に変身してしまう科学者ブルース・バナーの悲劇を描く。監督がアン・リーだけに、アクションよりもドラマ部分に比重が置かれるだろう。それもあってかスコアには当初アン・ダドリーがオファーされていたが、降板。ヒーロー物にはベテランのエルフマンに落ち着いた。主人公が科学者ということを考えたのか、シンセの打ち込みがいつもより多く、リズムだけでなく効果音的に使われている。ところどころにアラビア風の女性ヴォーカルが入るのは珍しい。メインテーマと言えるほどではないが、モチーフはある。もっともいわゆるヒーローテーマではないのでインパクトはない。それでもアクションスコアにメインテーマを入れているのは無理矢理だが評価しよう。アクションシーンでは『猿の惑星』並のパーカッションとお得意のドコドコ節でインパクトを与えている。新味はないが、それも持ち味か。それよりもスコアとしては短いが、ドラマ部分に注目すべきだろう。なお、主題歌１曲収録。
  1. TOM：女性コーラスが印象的だけど、あれがハルクのテーマなのか！？（2003/06/29）
  2. ＤＯＮ Ｑ：とりあえず全編エルフマンで鳴ってます。（2003/07/21）
  3. FAKE：もうちょっとエルフマンの派手さが欲しかった。メインテーマというものが目立たないのが悲しい。最近のエルフマンは曲作りを真剣にやっていない感じがして、これからの期待が薄れる。（2003/08/02）
  4. TOM：ずっと聴いているうちにメインテーマらしきメロディがありました。エルフマンらしくて好きです。（2003/08/05）
  5. こうへい：作品は大失敗。エルフマンもかんばりようがなかったんでしょ。きっと。（2003/08/26）
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