SOUNDTRACK REVIEW
HIGHLANDER ENDGAME

DIRECTED BY DOUGLAS AARNIOKOSKI/CHRISTOPHER LAMBERT,BRUCE PAYNE

MUSIC COMPOSED BY STEPHEN GRAZIANO & NICK GLENNIE-SMITH
GNP CRESCENDO/GNPD-8067

　４作目にして最後（？）の作品となったが、ようやく単独スコア盤が発売になった（２作目も出ていたが、コンピレーション）。しかし、音楽的にはもめたようだ。１５曲の内、前半８曲がスティーヴン・グラジアーノ（但し、３曲は共作）、後半６曲はニック・グレニー＝スミス、最後１曲はクリス・ニールのスコア。ライナーによると、グラジアーノは『ダンス・ウィズ・ウルブズ』の予告用スコアで評価されたらしいが、結局後半を差し替える形になってグレニー＝スミスにバトンタッチとなった。しかし、グレニー＝スミスも仕事に納得できなかったとかで、クレジットには名前がない。
　グラジアーノのスコアは薄いオケと緊張感のないシンセがだらだらと連なる感じで、面白みがない。はったりでもっているようなシリーズだから、スコアもテンション高くしないと客が乗れないと思うが。グレニー＝スミスはいつものようなコーラスが入るのですぐにわかる。こちらはロックテイストの打ち込みとオケ。どこかチープさが漂う。どうもこのシリーズ、だんだんスコアがおもしろくなくなるなぁ。映画そのものもそういう感じがするが。
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