SOUNDTRACK REVIEW
ゴジラFINAL WARS
DIRECTED BY 北村龍平/松岡昌宏,菊川怜,ドン・フライ,ケイン・コスギ
MUSIC COMPOSED BY
キース・エマーソン、森野亘彦＆矢野大介
ビクターエンタテインメント/VICP-62936
2004/12
ゴジラ生誕５０周年記念にして、とどめを刺した怪作。『怪獣総進撃』をメインにこれまでに出てきた怪獣やメカを可能な限り叩き込んで、ハリウッド作品の拝借までも詰め込んで、ラストには盛大に脱力させてくれるという素晴らしくも正統なチャンピオン祭りの後継者。というわけで、伊福部や大島の重厚なスコアが似合うわけもなく、エマーソンの気の抜けたキーボードと、北村作品を担当してきたふたりによるテクノのノリでツギハギをした、統一感などという言葉とはまったく縁のないゴッタ煮。一応、キーボードであわせてるつもりかも知れないが、エマーソンはノイズを入れたりしないし、キーボードの音色もまったく違うので意味なし。エマーソンの曲１５曲中６曲が未使用（伊福部のカバー含む）というのも、ボーナストラックといえば聞こえは良いが、実際には使えなかっただけではないか。後半の戦闘シーンなんか、ほとんど日本人組。恐らくオープニングも含めて差し替えられたのだろう。なんというか、使いどころがないなら起用するなよ。エマーソンのスコアがアクションにはあわないのはわかっていることだ。ファンだというなら敬意を払え＞北村龍平。
燃え度
：＋
燃えコメント
：燃えはない。曲としてはおもしろいところもあるけどね。
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