SOUNDTRACK REVIEW
FLESH+BLOOD
グレート・ウォリアーズ／欲望の剣

DIRECTED BY PAUL VERHOEVEN/RUTGER HAUER,JENNIFER JASON LEIGH,RONALD LACEY

MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY BASIL POLEDOURIS
PROMETHEUS/PCR-513

　ヴァーホーヴェンがオランダ時代最後に撮った中世欧州を舞台にした傭兵活劇。最も彼らしく肉欲と鮮血を前面に押し出している。音楽はこの後もたびたびコンビを組む事になるポルデュリス。サントラはレア物になっていたが、今回は未収録曲やヴァージョン違い１０曲を追加しての３０００枚限定版が発売になった。ＬＰには表記がなかったが、演奏がロンドン・シンフォニーだったというのは驚き。どうりで上手いと思ったはずだ。現実世界の史劇ということで、『コナン・ザ・グレート』と比べるとファンタジー要素がなく、色彩感覚に乏しい一本調子な印象もある。ローザに傾倒するポルデュリスならではの骨太のスコアである。燃えるスコアも多い。
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