ESCAFLONE

天空のエスカフローネ

MUSIC COMPOSED BY 菅野よう子＆溝口肇
ビクターエンタテインメント/VICL-841

　驚きである、ＴＶシリーズのアニメに、ワルシャワ・フィルの重厚な演奏がつくとは。菅野氏のサウンドは前作『マクロス・プラス』から基本的に変わっていないが、今回はそれに加えてオルフの《カルミナ・ブラーナ》やゴールドスミスの『オーメン』を思わせる曲がある。そういう指示があったのかどうかはともかく、作品世界や映像には非常にマッチしていた。溝口氏のスコアはあまり印象に残っていないが、聴き直してみるとそれなりによくできている。しかし、インパクトという面で菅野氏の音がこの作品の柱であったといえるだろう。なお、サントラは３枚発売されているが、紹介した１枚はその後発売されたベストとも言えるアルバム。ＴＶ最終話で流れたエンディングが収録されている。

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