SOUNDTRACK REVIEW

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ESCAPE FROM L.A. エスケープ・フロム・ＬＡ DIRECTED BY JOHN CARPENTER/KURT RUSSELL,PETER FONDA,CLIFF ROBERTSON MUSIC COMPOSED BY SHIRLEY WALKER & JOHN CARPENTER MILAN/73138-35773-2

　あの『ニューヨーク１９９７』の続編が登場。音楽はカーペンターの『透明人間』でも担当したシャーリー・ウォーカー。但し、メインテーマはカーペンターの前作をアレンジしている。そのアレンジが派手になって、友人いわく「カバーヴァージョンみたい」である。前半はフリージャズとでもいう感じで、パーカッションが鳴りまくるが、後半にはオーケストラが鳴り響き、かなりの迫力。カーペンター映画とは思えない豪華さ。映画自体も金をかけているので、それに見合った音楽という事だろう。しかし、カーペンターの持ち味（？）は画面のチープさである。巧く合致する事を祈っている。それにしても、カーペンターといえばベンベンの響きがないとなぁと思われる方も多いでしょうが、それは心配ありません。モリコーネにもベンベン節をやらせてしまった彼の事。抜かりはありません。

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