SOUNDTRACK REVIEW
DUNGEONS & DRAGONS
ダンジョン＆ドラゴン

DIRECTED BY COURTNEY SOLOMON/JUSTIN WHALIN,MARLON WAYANS,THORA BIRCH,BRUCE PAYNE,JEREMY IRONS

MUSIC COMPOSED BY JUSTIN CAINE BURNETT
NEW LINE RECORDS/NLR-90062

　Ｄ＆Ｄの名で知られ、『E.T.』でも子供たちがプレイしていたテーブルトークゲームをオリジナルにしたビデオゲームの映画化。
　スコアはメディア・ヴェンチャーズ所属の新鋭ジャスティン・ケイン・バーネット（どうでもいいが、このグループは極端に長い名前と短い名前が多いな）で、『グラディエーター』などにもクレジットされており、「このアルバムを我が友そして導師であるハンス・ジマーに捧げる」と書かれている。とは言え、ウェスタン・オーストラリアン・フィルとノースウェスト・シンフォニアというふたつのオケを使ったこのスコアには、ジマーのようなシンセは導入されていない。コーラスを導入して、やたらと派手に全編鳴りまくっているものの、肝心のメインテーマは地味で、まとまりがない印象だ。しかも、初期ホーナーのようなフレーズがあちこちに聞こえる始末。７０分間これではどうにもしまりがない。この手の映画にはやはりビシッと決まったメインテーマがあった方が引き締まると思うのだが。ラストにBUCK250によるテクノロック"THIS IS NOT A GAME"収録。
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