SOUNDTRACK REVIEW
DINOSAUR
ダイナソー
DIRECTED BY RALPH ZONDAG & ERIC LEIGHTON
MUSIC COMPOSED BY
JAMES NEWTON HOWARD
DISNEY/60672-7
ディズニーのＣＧＩアニメーションで、恐竜版『ターザン』（？）である。ＣＧＩとはいえ、『トイストーリー』などのPIXARはからんでいないので、作りもかなり違うと思われる。しかし、ミュージカル仕立てではないようだ。
スコアのJ.N.ハワードは個人的にどうも評価のできない作曲家である。印象的なメロディが書けるという訳でもなく、どちらかというと画面にあわせたスコアをその度に調整しているという感じで、テクニックに頼っているように思えるのだ。数多く担当している割に作曲家としての色が見えないと言おうか。今作ではこれまでになく大規模なスコアを書いている。とはいえ、どこか線の細さのようなものが見えて、せっかくの恐竜という重々しい題材が生きていない。決して悪いスコアではないのだが。コーラスに『ライオン・キング』などに参加していたLEBO Mがからんでいるせいか、アフリカンな印象の曲も多い。なお、ディズニーにしては珍しく、スコアだけだったせいか、"SONG FACTORY" SONGS INSPIRED by ALADAR'S ADVENTUREという歌物のみのアルバムも発売されている。
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