SOUNDTRACK REVIEW
DAREDEVIL
デアデビル

DIRECTED BY MARK STEVEN JOHNSON/BEN AFFLECK,JENNIFER GARNER,COLIN FARREL,NICHAEL CLARKE DUNCAN

MUSIC COMPOSED BY GRAEME REVELL
VARESE SARABANDE/302-066-448-2
2003/03

　アメコミのヒーローがまたも映画化。今回は幼い頃に視覚を失い、その代償として他の感覚が超人的に発達した男が、昼は弁護士、夜はデアデビルとして悪と闘う。スコアがレヴェルと聞いた段階で明確なテーマは期待していなかったが、予想通り派手ではあるが、テーマは希薄なスコアだった。一応、ヒーローのモチーフはあるのだが、これは弱すぎないか？　レヴェルらしくエスニックなパーカッションをバックに、エレキギターやテクノテイストを加えている。主役以上に目立つべき悪役キングピンとブルズアイだが音楽的にはテクノで誰が誰やらわからん状態。ヒロイン兼悪役のエレクトラはアコースティックギターとピアノでそれなりにロマンティックに。コーラスがちょっとおもしろいが、メロディがどれも生きていないのがマイナス。デアデビル（向こう見ず）というだけに、もう少し冒険をしてもいいと思うのだが。
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