SOUNDTRACK REVIEW
BICENTENNIAL MAN
アンドリューＮＤＲ１１４

DIRECTED BY CHRIS COLUMBUS/ROBIN WILLIAMS,SAM NEIL,OLIVER PLATT

MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY JAMES HORNER
SONY CLASSICAL/SK-89038

　アイザック・アジモフのロボット物の短編『聖者の行進（東京創元社刊）』をロバート・シルヴァーバーグが長編化した作品を映画化したものである。人間に限りなく近づいていったロボットが、やがて人間と同権を要求し始めるという物語。スコアは当初ジョン・ウィリアムズが予定されていたが、降板（過去にロボット物"HEARTBEEPS"という迷作があるために二の足を踏んだのか）。『タイタニック』でアカデミー賞受賞したホーナーが受賞後初めて作曲した。全体にファンタジックで優しげなスコアで、いつもの自作コピーも目立たない仕上がり。オープニングの機械を表現するような打ち込みとピアノはおもしろい。ただ、メインのメロディもさほど印象的ではなく、メリハリがなくて、６０分も聴いていると眠くなってしまうかも。主題歌はアカデミートリオの三人（作曲ホーナー、歌詞ウィル・ジェニングス、歌セリーヌ・ディオン）による手堅い一曲"THEN YOU LOOK AT ME"。
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