SOUNDTRACK REVIEW
バトル・ロワイアル
DIRECTED BY 深作欽二/ビートたけし、藤原竜也、山本太郎、前田亜希
MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY
天野正道
VOLCANO/CPC8-3035
国会でも問題になった（もっと他の審議しろよ）話題作。音楽は前作『おもちゃ』に続いて深作作品に登板する天野正道。演奏はおなじみワルシャワ・フィル。相変わらずテンプトラック責めにあいながら、それでも剛腕と狡猾さ(^_^;)でしのいだという感じがする。確かに幾つかどこかで聴いたような印象があるが、トータルで聴けば天野印スコアになっているのが手腕というものか。いきなりヴェルディの『レクイエム』で始まるが、その後の話を考えると非常に意味のある選曲ではある。ただ有名すぎるので苦笑してしまうところもある。ピアノで奏でられる愛のテーマとでも言うべき曲、殺人者・桐山の不気味なテーマなど聞き所は多い。劇中に流れるクラシック（シュトラウス、シューベルト、バッハ）も収録。ＮＨＫのラジオ体操にそっくりなラジオ体操の曲が入っていないのが残念？
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