ANTZ

ANTZ
アンツ

DIRECTED BY ERIC DARNELL & TIM JOHNSON

MUSIC COMPOSED BY HARRY GREGSON-WILLIAMS & JOHN POWELL
ANGEL/7243-5-56782-2-5

　ドリームワークスの新作はフルＣＧによるアリのお話。アリと言っても、どう見ても足が６本あるスリムなＥＴにしか見えないんですけど(^_^;)　ウッディ・アレンやシルヴェスター・スタローンなど声優が豪華なのが話題ですが、確かにこれだけぞろぞろと有名俳優が出てくれば確かに豪勢です。
　さて、スコアはハンス・ジマー組のハリー・グレッグソン・ウィリアムズとジョン・パウエルをメインに他３名。ひとりは『ピースメーカー』でも１曲書いたギャヴィン・グリーナウェイ。ジマーもいつもの通りプロデューサーで参加。オーケストレイターも８人。これだけ寄ってたかって人海戦術を取られると呆れるしかないですな。完全にプロジェクトチームと化しています。作家性がどうだとか、特徴がどうだとか言う気にもならない。中身は当然ながら、いつものジマー作品だと思っても問題はありません。アリの行軍に《ジョニーが凱旋する時》を使ったり、オケとシンセ打ち込みで全編いつものズンズン響くジマー節。踊り出したくなるメインテーマは結構印象に残りますし、何度も顔を出すのでここら辺は評価の高いところです。でも、どう聞いてもここはエルフマンっぽいぞ。

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