SOUNDTRACK REVIEW
ALEXANDER
アレキサンダー

DIRECTED BY OLIVER STONE/COLIN FARRELL,ANGELINA JOLIE,VAL KILMER,ANTHONY HOPKINS

MUSIC COMPOSED AND PERFORMED BY VANGELIS
SONY CLASSICAL/SK92942
2004/11

　マケドニアのアレキサンダー大王の生涯を描いた史劇大作。オリバー・ストーン監督らしく、史実に基づいた物語になっているらしい。アレキサンダーがバイセクシャルだったとかで性描写にも手を抜かず、おかげでＲ指定になってしまった。さて、音楽はストーンとなるとジョン・ウィリアムズかと思うが、意外な人選でヴァンゲリスの登板となった。まあ、マケドニアはヴァンゲリスの故国ギリシアなのである意味当然かもしれないが、おかげでハリウッド大作は久しぶりである。スコアはヴァンゲリスのシンセにパーカッション群、コーラスをメインにオケが加わる編成。オケの指揮はニック・レイン。パリのスタジオミュージシャンのようだ。曲間の切れ目がほとんどない編集になっている。元々ヴァンゲリスはフィルムスコアリングをきっちりやる作曲家ではない。しかも、モチーフで統一感を出すというタイプでもない。だから、このアルバムも全曲バラバラ。よく言えばバラエティ豊か。悪く言えば統一感が全くない。これは過去の作品からみても同じなので今さらそれをどうこういうことはない。アルバムとして聴けば、ダイナミックで聴き応えがあるのは確か。３曲目と１６曲目に出てくるメインテーマを始め、印象に残るメロディも多い。ただ、９曲目の愛のテーマらしき曲だけ妙に現代的なアレンジで違和感が免れない。
燃え度：
燃えコメント：ガウガメラの戦いに燃え

■５：偉大な王
文化の融合を感じさせる。
映画で描かれているアレキサンダー像と比べると音楽は誉めすぎな気がするが、でも素晴らしい！迫力、メロディ、雰囲気どれも一級。ナレーションでぽんぽん話の飛ぶ映画を救っている。
偉い
本年度Ｎｏ．１　燃える！最高！映画にも期待してます！！
■４：偉い王様
VANGELISなかなかやるね。
幻想的な味付けがすばらしい。
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