SOUNDTRACK REVIEW
THE FOUR FEATHERS


DIRECTED BY SHEKHAR KAPUR/HEATH LEDGER,WES BENTLEY,KATE HUDSON

MUSIC COMPOSED AND CONDUCTED BY JAMES HORNER
SONY CLASSICAL/SK-89744

　１９世紀末のアフリカ・スーダンでの大英帝国の軍事行動を舞台にした恋と友情の物語。過去数回映像化されているようだ。そのうち１９３８年の映画化はミクロス・ローザが音楽担当である。こちらのホーナーはいつものホーナーでしかないのだが、アフリカのパーカッションとサーランギ（インドの弦楽器）を加え、ヴォーカルにイスラム民族音楽カッワーリーのラーハット・ヌスラット・ファテ・アリー・ハーンを起用している。イスラムはともかく、相変わらず民族色が無茶苦茶である。いつものメロディにそのヴォーカルが重なるオープニングはあっているんだかいないんだがわからない危ういバランスが何とも言えない。サーランギが鳴ると意識がインドに行ってしまうのも問題ではないか。メロドラマ部分は悪くないが、弱いテーマが延々流れる。今さら「いつもと同じ流用云々」で責めはしないが、テーマくらい明確にして欲しいものだ。それにやっぱり長いよ、ホーナー。アルバムとしてメリハリをつけてちょうだい。
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