SOUNDTRACK REVIEW
TWO BROTHERS
DIRECTED BY JEAN-JACQUES ANNAUD/GUY PEARCE
MUSIC COMPOSED BY
STEPHEN WARBECK
DECCA/B0002556-02
2004/ 6
『小熊物語』でクマの親子を主人公にしたアノー監督が今度は双子の虎を主人公にした。両親をハンターに殺され、クマルとサンガの兄弟は幼い時に捕らえられて引き離された。クマルはサーカスで飼い慣らされ、サンガは見せ物の格闘で牙をむく。そして、数年後、兄弟は敵同士として再会することになる。音楽はウォーベック。「作曲家が虎を主人公にした映画を依頼されることなどめったにないだろう」と言いながら、楽しんだとコメントしている。ウォーベックはこういう雄大なスコアを書かせるときちんと聴かせる作曲家だ。舞台がカンボジアということでジャングルを思わせるパーカッションや民族楽器も使っているが、基本は従来通り。オープニングで聴かれる優しげなテーマもいい。動物物にはハズレはない。指揮はニック・イングマン。１曲のみヴェルディの歌劇『運命の力』から《天使の中の聖処女よ》が収録されている。
燃え度
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燃えコメント
：狩りと闘いも燃えるが、ドラマを感じさせる雄大なスコア
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