SOUNDTRACK REVIEW
THE THIRTEENTH FLOOR
１３Ｆ
DIRECTED BY JOSEF RUSNAK/CRAIG BIERKO,GRETCHEN MOL
MUSIC COMPOSED BY
HARALD KLOSER
MILAN/73138-35882-2
ローランド・エメリッヒが製作を担当したヴァーチャルＳＦ。と言っても、時代背景は１９３０年代らしい。インナースリーブの写真を見てもどこがＳＦだかわからない。スコアのハラルド・クローサーは９０年代にテレフィーチャーで登場したらしい。まだ若い新人だろう。シンセと少年コーラスを加えたシンフォニックなスコアで、なかなか堂に入っている。鳴らせばいいという感じではなく、ポイントは抑えている。しかも、今風のノイズやテクノも取り入れ、雰囲気もおもしろい。マーク・スノウが近いが、それよりも次作が気になる作曲家だ。でも、オープニングがデイヴィッド・アーノルドを思わせるのはエメリッヒの趣味がでたのだろうか？ なお、時代を表現するスウィングが３曲収録されている。
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